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内容説明
あらゆる書物を所蔵するという、幻の〈鞄図書館〉。貸出期間は一年。使い込まれた風合いの小さな姿のその中に、無限の世界を秘めた喋る鞄と、トレンチコートに身を包み、寡黙に仕事に打ち込む司書。そんな二人でつくる〈鞄図書館〉が世界を巡り、出会った人たちと繰り広げる温かな交流。『金魚屋古書店』の芳崎せいむが全ての本好きに贈る、ハートウォーミング・コミック登場!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
れみ
160
幻の図書館(とその司書)のお話①こんな図書館が本当にあったらいいのに!と思うけど世界の果てが見えなくてちょっと怖い気もする^^;十二冊目(前・後編)にぐっとくる。本に対する思い入れって内容だけじゃなく出会ったきっかけとかも影響するよね。一生を共にするような本に私も出会いたい。2017/02/05
夜長月🌙@5/19文学フリマQ38
51
鞄図書館とは鞄の中に世界中のあらゆる本が入っています。そして鞄は自ら意思を持ちおしゃべりもします。本の貸し出し期間は一年間。世界中を旅しながら本を貸し出します。運び役は司書さん。言えばどんな本でも出てくるのですから司書としては楽です。出てきた本の中で思い出深かったのはポーの「黒猫」。もうすぐ日本に行きそうなので続きが楽しみです。2017/11/12
ハイカラ
49
この世全ての本が収まっている「鞄図書館」と、それを持って旅をする司書さんの話。本を題材にしたショートストーリー集で、読んでいるうちに読書がしたくなってくる。俺は一度読んだ本はあまり読み返さない主義だったんだけど、たまには読み返すのも悪くないかもしれないと思えた。2014/07/27
びわこっこ
46
読友さんのレビューを読んで、直ぐに読みたーい!と、なって、kindleで速攻読んだ。ありとあらゆる本、読みたい本が鞄には詰まっている。鞄には、本を読んだ人との思い出も詰まっている。鞄の中に入った人は、縄を結んでおかないと、外界へ戻って来れない。∞の広さで、読みたい本を1年間貸してくれる。司書さんと鞄のやり取りが面白い。貸し出した本は、期限の1年間が終わると、その本の所へ司書さんと鞄が現れる。ドラえもんのポケットとどこでもドアが一緒になったような鞄図書館。実際にあったらいいなぁ!(^^♪2023/05/29
てつ
45
鞄の中が図書館だなんて、発想がとても面白い。鞄の中には無限の宇宙が広がる。世界中のどんな本でも探し出せる。その本との出会いにドラマがある、ファンタジーがある。毎回、紹介される本も楽しみ。本好きにはたまらない題材。芳崎せいむの作品は絵がきれい。そして本を愛する気持ちにあふれている。本作を通じて、もっともっと世界中の名作を紹介してもらいたい。自分が鞄の中から探してほしい1冊...それはなんだろう...?2014/01/17