内容説明
ある朝、将軍家斉の好物、酪を調理していた御膳所台所人・鮎川惣介は、その鋭敏な嗅覚で微かな異臭を感じとる。……毒を混入したのは何者か!? 陰謀の蠢く大奥に異変を嗅ぎつけた惣介と大奥添番の片桐隼人は、事件の解決に動き出す。好評シリーズ第2弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ごへいもち
16
家斉がスーパーマンみたいって( ̄▽ ̄)2023/08/13
nyanlay
11
シリーズ物の2作品目。順番が前後しているけど、だいたいの登場人物がこの時点で定まっているようで、違和感なく、読めました。大奥とあるけれど、大奥がメインと言う感じではなく、どちらかと言うと大奥を取り巻く人々って感じかな?料理の描写もよく、美味しそう。今回は暖かい汁物に惹かれました。2015/12/20
うずら
11
包丁人侍事件帖シリーズ第2弾。惣介が早起きして作った自慢のお弁当が、勝手に食べられてしまった!食べたのは、あんずという名の口が達者な町娘。将軍家斉のために料理を作れば、誰かが毒を入れたらしい。前巻の事件も引きずっているいるので、シリーズはやはり1から読むのがオススメです。2巻目ということで、登場人物にも馴染んできたし、料理は美味しそうだし、事件も奥が深くて、面白かったです。2014/06/19
じゅり子
6
シリーズ2巻目。1巻目からずいぶん間が空いたけれど、江戸城の台所用人・惣介と大奥の添番・隼人のコンビは相変わらず面白い!二枚目の隼人に比べて丸い鼻と出っ張ったお腹ではあるけれど、惣介がほんとにいい味わいなんである。隼人と共に事件の真相を追いつつ(体力では隼人に追っ付かないんであるが・笑)、料理の場面はさりげなくても温もりを感じさせる。ラスト近くの惣介と妻の志織、娘の鈴菜、息子の小一郎の会話がほんとにいいなぁ…。眉間に皺を寄せた妻と生意気な娘と息子だけれど、この家族はいい家族なんだろうなと思わせる。2015/01/15
timeturner
5
惣介の鼻の威力が凄い。ヒトじゃなくて警察犬かってくらい。職場での軋轢や家庭の揉め事、将軍の愚痴など相変わらず面白く読ませるんだけど、このシリーズ、罪のない女が殺され過ぎでは?2017/10/28
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