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内容説明
余命幾許もない少年と人造遺伝子人間の少女の人生最後の日々を綴った不朽の名作漫画の愛蔵版。著者ロングインタビュー等も収録。
1 ~ 1件/全1件
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すかちゃんの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
A.Sakurai
4
『笑うあげは』の出来が良かったので著者の代表作も読んでみた.先行きが短い少年と少女(人造人間!)の暮らしと恋という設定だけを見たら類似作多数だが,純愛モノの作品で鳴らしただけあって,イチャラブぶりとトキメキは手慣れたものだ.滅びつつある世界という設定が投げかかける憂愁も物語を盛り上げる.そして,少年にも少女にもSF的設定の背景があることを匂わせて謎解きの要素も盛り込んで興味を惹かせる.2022/04/28
ビスケ
4
あるサイトでやたら高評価だったので、思わず購入した作品。余命幾ばくもない少年・イクルが人造人間の少女「愛人」と過ごす日々。痛いほどまっすぐで、斜に構えて読んでいた自分もすっかりノックアウトされてしまった。作者はある意味命がけで描いているので、こっちも真摯に受け止めるしかない。「愛」と「生」というものに対して。2009/02/26
DZ015
3
余命幾許もない少年と人造遺伝子人間の少女の人生最後の日々。 壮大なSF的世界観とピュアなふたりのラブストーリー。この終末感がやたら現在を思わせると思ったら1999年連載開始、そう世がノストラダムスの大予言に揺れたあの時代から始まった作品ということでとても納得。今思えばキャッチーな「恐怖の大王」よりリアル終末感の強い現在、読むべき時に出逢えた気がしている。2022/08/24
はむいち@さっぽろ
3
近年、文庫化は多いですが、愛蔵版化はめずらしくなっています。マンガ部分には描き下ろしはなく、巻末インタビューが加わっています。二人の楽しい毎日、どこかにある不安の影を消してくれる笑顔。そんな日々が描かれた「上巻」です2013/03/14
すうす
3
結構評判がよかったので、購入してみたが……予想以上に設定がしっかり(意外にSF)していて驚いた。作者がすべての力を込めているなぁと感じられる。読んでいる最中、どこに物語を着地させるのか、わくわくしながら読んだ作品だった。2013/05/04