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内容説明
源内は、直武の才を見抜き、江戸への道を拓く。だが、心の内なる鬼に追われ、己は何かを成し得たかと、焦燥を募らせる日々……。そんな源内を救ったのは、直武の絵と、まっすぐなその瞳だったのだが……。鬼外カルテシリーズ、完結!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きさらぎ
2
そして最終巻。「俺が何も出来ないうちに、他人はどんどん進んでいく」自業自得といえば正直それまでの源内の人生だけれど、壊れてゆく天才を見るのはやはり切ないものがある。ウサギとカメと言おうにも、彼は昼寝をしていたウサギでもない。真剣に事を為そうとし、己れの才気に足を救われた、とでも言うしかないのかな。源内は好きだし共感もする。そして一応希望を感じさせるラストにはなっているけど、やはり後味はあまりよろしくないなあ、というのが正直なところ。難しいひとをきちんと描いたなあ、というのが率直な感想です。2015/01/02
リツカ
2
ちょっと平賀源内を思い出して3冊まとめて再読。正直怖いんだよなあ、この追い詰められ感というか。転落感というか。多分この傲慢さと理想とが、現実と噛み合わないところでの不安定さが落ち着かない。明確な決着よりすこし手前だけど、希望で終わっているので、せめてもの救いだよね2012/12/16
和佳
2
再読。このシリーズはほとんどが好きな話なのに、鬼外が主人公のこの話だけは好きになれない。巻き込まれ踊らされた人が気の毒で…。2011/11/08
奈良アスカ
1
やっ見つけて買えました★鬼外カルテシリーズの最後の物語。このラストの後も知りたいなぁ…2012/08/25
nodaring
1
読んでて痛かった。焦りが悪い方へ悪い方へ転がるのが辛くて、しばらく落ち着かなかった。これは自分を浮上させるためにこのシリーズの他の本を読むべきだろうか。2010/06/27