内容説明
「陣矢、あんたの敵だけは許さない!」杏子は悲しみの底にいた。陣矢を傷つけた相手を見つけ出し、復讐しなければこの気持ちは収まらない。その思いを実現すべく動き出す。一方ナイトは、小柄で痩せた体つきの魔乖術師の少女を前に困惑していた。「お兄さんと会えなかったら、埠頭に迷って身投げするしかなかったですよ」言動はボケボケ、薄い警戒心。彼女の過酷な生い立ちを知ったナイトは、救いたいと考えるようになっていた。杏子とナイトの思いが交錯するとき、死守してきた日常の崩壊が始まる――!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鑑真@本の虫
2
ナイトと表社会の決別が描かれる第三巻。 今までナイトの友人として登場していた杏子や陣矢と前回の闘いをきっかけに、別れるまでの葛藤がよくわかる作りとなっている。 《滅》、《偽》に続いて、《歪》の術師との闘いを余儀なくされたナイトとヨルだが、肝心の敵はボケボケで強そうには見えない。 その為、前半では派手な闘いは期待できなかったが、後半になると一転して脅威然とした展開へ。 あまりにも悲惨なナナの生い立ちだったが、エリザベートとの関係は一筋で語れたものでもなさそうだが、どうなっていくのだろうか。2014/05/21
カザリ
1
ヨルとナイトのかけあいは、どこかで見たことがある。しかし、そっちの作品が先とか後とかそういう問題ではなく、流行りというか袋小路的な感じがする。全体に新しさがなくて残念。2012/12/30
アサヤン
0
エリザベートの発言が素晴らしくって・・・。爆笑してた。2010/10/05
もちころ
0
愚者系には弱い。このロリコン魔王!2010/01/02
あおいたくと@灯れ松明の火
0
エリザベートへの感想・・・牡丹と薔薇を見ている感じで爆笑しかしなかったんですが何か?2009/07/22