しおんの王（５）

著者名：かとりまさる【原作】/安藤慈朗【漫画】

講談社（2015/03発売）

• ISBN：9784063144451

内容説明

若い夫婦が惨殺され、幼い少女だけ残された。心の傷は言葉を奪い、それでも少女は戦いの世界で生きることを決めた。その世界とは将棋。少女は優しい家庭で育ち、中学生にしてプロになる。しかし、女流棋士として頭角を現した紫音（しおん）の周辺に、起こり始めた不穏な出来事。両親を奪った「あの日の事件」が、再び紫音を捕まえるのか……!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[夜間飛行]

沙織の胸が巻を追うごとに大きくなる。最終巻ではどうなることやら…。そんなことを気にしつつ、将棋の弱い私でも、局面図や会話を参考にして勝負に没入できるのがこの漫画のよい所だ。沙織との対局で羽仁名人が指した９四角…角をただ捨てにし、相手の攻めを一手遅らせることで勝つ手だという。この手を見た京土九段が沙織に「もう名人と寝たのかな？」ときく。９四角は名人に愛されている手だと。愛されている手って何だろう…凡人には判らぬ。そして名人の弟・羽仁悟の指し回しの異様さ。まるで紫音を憎み、将棋そのものを憎んでいるかのような。

2020/10/04

[くりり]

二階堂沙織が成長!? 紫音も成長!? 喜怒哀楽がいろいろあって、先がおもろい感じ(^^)/

2013/06/08

[exsoy]

負けて強くなる、納得。

2012/01/19

[読み人知らず]

押してるはずが押されてる。やはり父は強い。

2009/01/03

[リコリス＠コミック専用]

世代交代が進むかに見えたこの混合トーナメントだが、予想以上に勝ちきれないまま、本選上位組の決定に一気加速。 悟の狙いが読みきれないが、目的は如何に。 注目の安岡父娘の対局の行方も気になるところ。 なお、二階堂さんの胸はまた一回り大きくなっており、もはや作者の画力の話ではなく、趣味に思えてくる。

2014/06/06