講談社文庫<br> ST 警視庁科学特捜班 緑の調査ファイル

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講談社文庫
ST 警視庁科学特捜班 緑の調査ファイル

  • 著者名:今野敏【著】
  • 価格 ¥693(本体¥630)
  • 講談社(2014/11発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062756457

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内容説明

1億円の名器ストラディバリウスが盗難。人気バイオリニストがコンサートのリハーサルの際にすり替えられたのだ。出動したST翠の異常な聴覚に、オーケストラの指揮者・辛島は興味を示す。捜査が難航するなか、コンサートマスターが密室殺人の被害者となる……。翠の苦悩が胸を打つ「色」シリーズ第4弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

194
色シリーズ第四弾。翠は超人的な聴覚を持ち、音楽的ではないものの、あらゆる音を聞き分けてしまう、他人と共有できない孤独な世界に住んでいる。そんな翠が事件に立ち向かう。今野さんはもっとクラシックに詳しいのかもしれないけれど、小説としてはこれ以上言及できなかったのだろうな。最後のコンサートの描写は素晴らしかった。主要人物がヴァイオリニストで、演目が協奏曲なら、カデンツァにもっと言及してほしかったけど。2020/12/03

再び読書

129
安定の面白さです。絶対音感、あらゆる音の中での生活なんて想像できない。緑と言うより、緑と青のエピソードとも言える。また、珍しく密室殺人事件だが、種を明かせば大したことでも無いが、STだと意外に思える。最後に菊川に甘えるというか寄りかかる翠がまた予想外と面白かった。アントニオは情けなく、柚木は最後まで気高かった。辛島の姿勢も素晴らしいく、人間的にも感心しました。特にクラシックには疎く、音楽的な箇所は理解出来なかったが、楽しく読めました。2016/11/05

どんちん

117
色シリーズは、どうやらその専門的な役割ではなく、その他の特性、いわゆる特殊能力を主とした活躍なんだな。もっとも、赤や青は特性(対人恐怖、潔癖症)では活躍できないがw できれば、翠には、聴覚による活躍ではなく、純粋な物理学担当として活躍をしてほしかった。それより、今回は、モスクワから発展した翠と菊川の発展?や菊川&青山のクラッシック好きのタッグなど、新たな人間関係が展開され、非常に読み応えのある1冊だった。また、終盤の演奏シーンには引き込まれてしまい、無性にクラッシックを聴きたくなった、は少し大げさかww2014/11/06

KAZOO

114
STシリーズの色の緑で結城が活躍する巻です。勇気と同じような能力を持った指揮者が出てきます。今回はオーケストラやヴァイオリニストなど音楽関係者が多く、どちらかというと事件よりはそのほうに気をとられてしまいました。最後も結構いい終わり方で私はいつものシリーズよりも好きです。菊川も徐々に一員になってきましたね。2015/08/19

tengen

96
今野敏さんST第7弾、色シリーズ4<緑>。凱旋帰国したバイオリニスト柚木優子の名器ストラディバリウスが消えた。盗犯捜査が進む中、コンマスが密室で殺害される。音楽がモチーフの本作の主役は結城翠。その桁外れの聴覚が事件の真相に切り込む。クラシックにメロメロの菊川と青山が笑える。翠と同じ才能を持つ世界的名指揮者の辛島。感じ合う二人に菊川がヤキモキ、これも面白い。次は黒。2013/08/20

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