角川文庫<br> 古代からの伝言 民族の雄飛

個数:1
紙書籍版価格
¥607
  • 電子書籍
  • Reader

角川文庫
古代からの伝言 民族の雄飛

  • 著者名:八木荘司
  • 価格 ¥594(本体¥540)
  • KADOKAWA(2014/07発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784043828043

ファイル: /

内容説明

東アジアの覇権をかけて激突する強国・高句麗と古代日本。「好太王碑」が伝える戦いの全貌を明らかにし、巨大古墳で有名な応神・仁徳天皇の時代を描く。正史「日本書紀」の世界を再現する人気シリーズ!

※単行本『古代からの伝言 悠久の大和篇』(二〇〇一年八月、小社刊)「第三部 民族の雄飛」を分冊し、文庫化したものが底本です。

目次

好太王碑の証言
なぞの崩御
男装の皇后
内戦勃発
七支刀の誓い
応神天皇の決断
暴走する葛城
素顔の仁徳天皇
聖帝の皇子たち
倭の五王

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

レアル

56
神功皇后三韓征伐から武烈天皇辺りまで。この著者はこの時代に歴史に登場する人物に架空の人物はいない!し、また日本書記等にも架空や嘘はない!という見方で進むので、思い切りのいい物語というか、読んでいて心地よい。この時代で一番の謎の「空白の4世紀」についても、様々な史料は残っている!とし、かつ信用に値するという事でその空白も史料を繋ぎ合わせて描かれている。そんな物語を古代史を見直すようにじっくりと読んだ。面白い。2019/04/02

TheWho

14
神功皇后の三韓征伐から始まり、八幡神の応神天皇や世界最大の古墳で有名な仁徳天皇、そして倭の五王と呼ばれる歴代天皇の活躍した空白四世紀と言われる古代日本を、広開土王碑文や日本書紀、三国史記、宋書など今に残る古代文献、史書から紐解く古代史絵巻。本書は、塩野七生の「ローマ人の物語」の日本古代史版とも思えた。特に伝説と言われ歴史的に否定されている神功皇后の三韓征伐は、一次資料を詳細に引用し、古代日本をいきいきと描写している。古代日本を見直す貴重な一冊です。本著はシリーズ化されているので他著も楽しみです。2014/12/12

ハッピーハートの樹

8
再読。空白の4世紀と言われる300年代のお話です。初の海外征討で親羅を討って、国の力・民族の力を強くしたという伝説の神功皇后(知らなかった)。百済から贈られた現存する宝剣の七支刀(知らなかった)。神功皇后の息子で、古代天皇随一の度量と名高い応神天皇(知らなかった)。有名なお墓、前方後円墳の仁徳天皇(知ってた!)。その息子・孫、有名な倭の五王(知らなかった)。日本古代史でも有数の興味深いエピソード満載の時代です。って、初読みの時にはほとんど知らない名前でした。でも、すごく面白いです。本シリーズおすすめです!2015/01/15

ヘムレンしば

3
神功皇后の三韓征伐から、応神天皇・仁徳天皇の内政に力を入れた事による発展、雄略天皇、武列天皇の時代の皇統の危機までが描かれています。「民族の雄飛」という題名に相応しく、朝鮮半島における百済との友好関係。高句麗・新羅との攻防がメインです。このあたりの時代は土人国家の倭が先進国の朝鮮に侵攻できるワケがないwwという戦後の荒唐無稽な自虐史観のおかげで「空白の四世紀」(無かったことに)された時代です。日本書紀や広開土王碑に記録されている事なのに。2016/04/29

ゆっきーまうす

1
そりゃ色々あるよね。この時代も。仁徳天皇のこと全く知らなかったもんね。続編に突入。2011/02/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/42392
  • ご注意事項