角川文庫<br> 古代からの伝言 悠久の大和

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角川文庫
古代からの伝言 悠久の大和

  • 著者名:八木荘司
  • 価格 ¥594(本体¥540)
  • KADOKAWA(2014/07発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784043828036

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内容説明

越の国から継体天皇が迎えられ皇統断絶は回避される。しかし、朝鮮半島では保護下にあった任那が滅亡、国内でも筑紫の磐井が背き、物部氏が鎮圧する。大伴金村にかわって蘇我氏が台頭、折から仏教が伝来する。

※単行本『古代からの伝言 悠久の大和篇』(二〇〇一年八月、小社刊)「第四部 悠久の大和」を分冊し、文庫化したものが底本です。

目次

継体天皇を奉ず
四県割譲
磐井の乱
受難の任那
大伴全盛
金村失脚
蘇我戦略
任那滅亡
仏教伝来
皇后と大臣
飛鳥への道

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

レアル

49
継体天皇の即位、磐井の乱と大伴金村を中心とした大伴全盛期とそしてやっと私の大好きな蘇我氏が歴史の表舞台に登場。巻最後は蘇我が物部をやっつけちゃう辺りまで。大好きな蘇我氏登場からは、私の中にある歴史上登場人物が、勝手に物語を進めてくれるので、ようやく「神武・綏靖・安寧・懿徳…」と指折り数え考えながらの作業と、家系図片手に読む作業からやっと解放された。また残り4巻あるがこちらは時間のある時に読むとして、今回はこの巻を持ってこのシリーズを読むのを終了。2019/04/25

TheWho

10
日本書紀を核に今に残る様々の古代文献から紐解き、古代日本をいきいきと物語る古代史絵巻「古代からの伝言」シリーズの第三弾。前巻は、神功皇后の三韓征伐から倭の五王の空白の五世紀迄を語っていたが、本巻は、皇統断絶の危機と言われる継体天皇の時代から磐井の乱、任那日本府の滅亡、仏教伝来と排仏騒動に至る激動の六世紀を物語っている。またそれに伴い大伴金村の失脚から物部氏と蘇我氏の対立、そして蘇我馬子が台頭した推古女帝時代へと推移していく。時代はいよいよ聖徳太子の活躍が期待される。次巻が楽しみです。2014/12/28

ハッピーハートの樹

8
再読。継体天皇から磐井の乱、大伴金村、任那滅亡、仏教伝来、物部氏の滅亡までです。ほとんど知らなかったもん。日本じゃありませんが任那、百済、新羅、そして高句麗。このあたりの歴史があまり残っていないのは残念です。物語としてもすごく興味深いだろうに。それと大伴さんも物部さんも蘇我さんも、なかなかに波乱万丈だし。この人たちのお話も、もっともっと詳しく聞きたいです。そしていよいよ厩戸皇子が登場。彼の本格的な活躍は次の巻ですが、舎人(従者?)が、こんな暗殺者だったとはね。聖徳太子の物語にも登場してくるのでしょうか。2015/04/08

ヘムレンしば

3
武烈天皇後の皇統の危機から継体天皇即位。磐井の乱、任那滅亡を経て、仏教伝来、蘇我vs物部で物部氏が滅亡するまでの時代です。前半は軍事を司る大伴金村を中心とした時代。ここで皇統は絶えたに違いないと今の学者は大はしゃぎですが、何よりも重要で支那朝鮮の歴史との違いは、権力・軍事力を握っていた大伴氏が易姓革命を起こさなかった事ですね。何よりも皇統を重んずる思想が日本にはある。武骨な大伴金村の時代から、政略・経済に強い蘇我氏の台頭。暗殺が横行する血腥い時代に。しかし次巻から聖徳太子の煌びやかな飛鳥時代幕開けですね。2016/05/05

amr

2
馬子と守屋が仲良かったところをもっとkwsk……!。おもしろかったけど、もっともっと知りたい=物足りないって気持ちになってしまった。それだけ魅力ある人物に書けるってすごいなぁ。もちろん元から面白い時代ってこともあるけど。2012/07/07

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