内容説明
中学校から帰るなり娘はいきなり弁当箱を差し出した。半泣きである。玉子焼きに毛が一杯入っていたという。よく見ると、巻き込んで焼いた内側にみっちり短い毛が! 母親は、同じパックに一つだけ残っていた卵を調べてみるのだが……(最優秀作)。大好評の「寄せられた体験」シリーズ。なかでも、再開を強く待ちのぞまれていた「奇妙にこわい話」。傑作揃い。待望の刊行!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そのぼん
17
ちょっぴり怖いお話をあつめた短編集でした。平山夢明の短編集を彷彿とさせるものでした。気軽に楽しめました。2012/11/09
こぽぞう☆
14
ブックオフの百円の棚から。「寄せられた「体験」」という副題がつき、素人の書いた公募作品集。「体験」とあるが、フィクションでも良いらしい。ちょっとした空いた時間に読むにはいいかも。2018/06/21
002
4
幽霊とかの怖さじゃなく、不気味な不思議な話。もっと怖いのが読みたい。2014/09/24
ココベリ
3
本当に体験談!?と思わせる内容が沢山あり、疑いつつも楽しめた。2010/06/03
Chika
3
最優秀作品の「毛玉子」は生理的にゾクゾクッと来ます。でも実話であれフィクションであれ、今回は似たような話が多くて、その点が少し残念。2006/10/26