内容説明
ベランダに出た小学校三年の私。その前に現れたのは白い煙の顔! 洋服ダンスの重い引き出しをあけると、首が! 遊びに行った琵琶湖上で見た、土煙を上げる武将たちは一体?……。不可解な話、ちょっぴり笑ってしまう話。そんな「奇妙にこわい」話を、一般応募の中から作家・阿刀田 高が厳選。31点を収録の、大好評「寄せられた『体験』」シリーズ。
目次
煙の顔(金子みつあき)
落ちた首(日向和見)
琵琶湖就航歌(西口明美)
人生最良の日(久永浩寿)
田舎道をドライブすると…(松岡類)
もう盗られない(三枝ひふみ)
庭(山本ひろし)
目(高西順子)
夏が過ぎた頃に(脇谷怜生弥)
夏休みの出来事(下渕敏朗)〔ほか〕