祥伝社文庫<br> 鯨の哭く海

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祥伝社文庫
鯨の哭く海

  • 著者名:内田康夫
  • 価格 ¥754(本体¥686)
  • 祥伝社(2014/09発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784396332426

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内容説明

浅見光彦、哀しみの推理行!南紀の岬町と秩父を結ぶ因縁の糸とは…。捕鯨問題の取材で南紀・太地(たいじ)を訪れた浅見光彦は「くじらの博物館」で不気味な展示物を目にした。漁師人形に銛(もり)が突き刺されていたのだ。まさにそれは、以前太地で起こった殺人事件の被害者の姿そのものだった。誰がなぜ? 未解決事件へのメッセージ? 調査を開始した浅見は、小さな岬町を揺るがした・もうひとつの事件、旧家の娘の心中事件との関連に注目するが……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よつば

12
美容院で読む本がなく急遽コンビニで購入。二択でこちらを選択。なんだかサスペンス劇場みたいだなと思って読んでいたら、いろんなテレビ局で、いろんな俳優で、浅見光彦シリーズとしてドラマ化されているらしい。捕鯨問題に絡んだ社会派ミステリーであり旅情ミステリーである。購入したのは平成17年の初版本。なぜ今頃コンビニで?と思ったら1月にBSフジサスペンス劇場で放送(再放送)するらしい。なるほど。ん?それとも何か大きな力?ブルブルブルブル。巻末の「自作解説」も面白い。本も一期一会。2022/12/28

sarie

5
シリーズ87作目。 今作は和歌山県太地町と埼玉の秩父が舞台で、捕鯨問題に絡めた物語でした。 両方とも行ったことのある土地だったので楽しめました。深く考えずに読めるのが良いです 2016/02/03

朝日

2
これはまた読みたい!小説における骨組みより肉付きが内田さんの物語を楽しく彩っていて何年かしたらまた読みたい。着眼点が心惹かれる。魚料理食べたくなったし、同じ名前の被害者を自分と関わりがあったら…と考えたらどんどんよみこめる!楽しいな、殺人事件よりそっちが面白くて読み進めるわ。2019/07/13

雨に唄えば

2
P150(くらい)からの展開が白眉。バラバラだった事件がみっちゃんの推理で大きなひとつの事件へと重なっていく様は読んでいて鳥肌ものでした。ノープランで書いてる割には内田大先生、やっぱ凄いです。信じられないくらいなミラクルが起き、お身体が回復するのを祈るばかりです。

suika

2
浅見は捕鯨問題の取材で捕鯨発祥の地、和歌山県太地町を訪れ、 忽然と消えてしまった青いコートの女や、 「くじらの博物館」の漁師人形に刺さった銛、 6年前に起きた心中事件など盛りだくさんの謎に出会い、 事件にのめりこんでいきます。 背美クジラの生態と、現実の事件をオーバーラップさせているのは、 内田先生らしい手法で上手いなあと思いました。 イルカがクジラの一種という話にはびっくり。勉強になります。2012/04/01

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