ハヤカワ文庫JA<br> サマー/タイム/トラベラー2

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ハヤカワ文庫JA
サマー/タイム/トラベラー2

  • 著者名:新城カズマ【著】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 早川書房(2013/11発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784150308032

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内容説明

無数の時間SFを分析し、県道での跳躍実験をくりかえすなかで、自らの能力を自覚していく悠有。いっぽう、辺里の町では不穏な出来事が進行していた──続発する放火事件と謎の脅迫状。やがてぼくらは、悠有が一度も過去へ跳ばないことに気づいてゆく。そして花火大会の夜、悠有が姿を消した──。全二巻完結。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひめありす@灯れ松明の火

29
夏の扉の向こうのどこに彼女はいるのだろう。SFの好きな人にはたまらない古典的なものがぎゅっと詰まってるのでしょう。2010/09/06

シタン

25
知的青春は、あっという間に過ぎてった。夏は、タイムトラベルが似合う気がする。 「僕が探していたのは最適解ではなく、納得のいく解だったんだ」2020/08/01

白パラガス

20
思えば、冬になるとかえって夏の物語が読みたくなる。自分の肌で感じるリアルな夏よりも、季節の反対から眺める美化された夏を味わう方が自分は好きなのかもしれない。「あたし、夏のほうがいいな。ずっと永遠の夏」それもいいかもしれない。でも、夏は終わるからいいのだ。青春は、終りがあるから輝くのだ。終わった夏を、終わった青春を、大人になって遠い過去の記憶として再生するから、きれいなままで自分の中に残り続けるのだ。そういう意味では皆、『サマー/タイム/トラベラー』なのかもしれない。2021/12/28

うえぴー

18
年代ごとの地図が載っていたり、「この時のぼくらは気づいていなかったんだ」的な表現を多用して気を持たせたり、伏線と思しき記述が多かったりした割に、それらの風呂敷が畳みきれていなかった。SF要素と人間ドラマが融合しきれていなかった。残念な部分は多かったけれど、主人公たちの前から消えてしまった少女のイメージは強烈に残った。2016/07/31

緋莢

17
“プロジェクト”を続けていくうちに、自身の能力に目覚めていく悠有。しかし、「オレガ 火ヲツケタ オマエハ オレノ顔ヲ見タ モウ オマエニ 未来ハ ナイ」という脅迫状が届き、放火が続けて起こるなど、不穏な気配が漂います。思った以上に読みにくく、ハマれないまま終わってしまいました。 大森望の書評に、<クセは強いが若い時に読むとハマる人はハマりそう>とあったので、そのクセの強さに自分はハマれなかったようです。刊行時(2005年)に読んでいたら 少しは違った感想をもてたのかな。2021/08/15

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