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内容説明
主人公・辰木桂(たつきかつら)が暮らす神戸の街を、彼女の家族や大学の友人との人間関係を通して描いた“神戸体験紹介記”漫画。第64話【私が泣いた日。】ほか第57話から第65話までを収録。読めばきっと神戸に住みたくなるはず!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hiro
32
第6巻では、日和の死に対してあまりにもあっさりしているのに驚いたが、あらためてこの第7巻では、日和の死が桂にどれだけ衝撃を与え、そして桂はどのようにして立ち直っていくかが、丁寧に描かれていた。桂にはその傷を癒してくれる友だちが身近にいて、本当に良かった。第6巻では「神名月」となっていたが、この第7巻では「神無月」となっていた。2016/01/03
にゃんころ
6
再読。この巻はどうしても日和さん死去に関する話が大きいですね。もともとそういう傾向があった桂ですが、一人で抱え込んでこのまま潰れてしまうんじゃないかと心配してしまう、自分でもどうして良いかわからない描写が淡々と描かれているのが辛い。友田さんは大人だなぁ、その2です。以前の巻でも書きましたが、桂は人とのめぐり合わせが良い娘だと思います。地味ではありますが、そういう部分がほんとの幸せなのかもしれない、と思わせられます。2012/10/24
よきし
5
前巻で語られなかった日和さんの死が、ここに来て語られる。最後の日々。熱い手。ひよこの絵。そして突然の訃報。桂を襲った激しい喪失感は、彼女から全ての感覚を奪ってしまう。生きているのにここにいないような感覚。あまりに痛々しい彼女の痛みが、たんぽぽや祖母の喪失と重なり、奈落へと突き落とす。そんな彼女が、熱い涙とともに再びこの世界に返ってこれたことが、本当にうれしい。2011/01/13
かたち
4
この巻は僕が今まで見てきた著作物で一番凄かった本。所々次のページに進まなくなる現象。しかし、感情は私と繋がらない。私は良さを分からない。でも一番凄い。なんなんでしょうねこの現象。桂は灰羽連盟のラッカだと思う。死ぬ前のラッカ。2017/12/10
たっきん
4
日和さんが亡くなったあとの描写がきつかったなぁ。身近にいる尊敬する人がこの世を去られるという体験をしたことがないからものすごく怖かった。いい友達がいてよかったねぇとしみじみ思いました。2013/08/10