電撃文庫<br> バッカーノ! 1931 鈍行編 The Grand Punk Railroad

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電撃文庫
バッカーノ! 1931 鈍行編 The Grand Punk Railroad

  • ISBN:9784840224369
  • NDC分類:913.6

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内容説明

第9回電撃ゲーム小説大賞〈金賞〉受賞の成田良悟が、前作を上回るスケールとトリッキーな構成で贈る受賞後第1作。 舞台は1931年アメリカ。 大陸横断特急「フライング・プッシーフット」。 “不良軍団”は貨物室のお宝をちょいと戴くため、列車に乗り込んだ。 “革命テロリスト軍団”は偉大なる指導者を奪還するため、列車に乗り込んだ。 “ギャング”は鉄道会社を脅して金をせしめるため、列車に乗り込んだ。 “泥棒カップル”は一年ぶりにNYの友人と会うため、列車に乗り込んだ。 出発の興奮に酔う彼らはまだ知らない。これから始まるクレイジーな夜を――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海猫

62
前作にあたるデビュー作は稚拙さを感じたが2作目のこの巻はかなり良い。人物造形も濃くなり描写が上手くなったので場面が立ち上がってくる。滑りがちだったユーモアも決まっている。またあり得なさすぎる偶然設定が過剰になったのがむしろ効果的で人物が入り乱れる様はかなり楽しかった。いろいろ投げっぱなしな部分は多々あるがそのへんは次の急行編で回収されるようなのでそちらに期待したい。2013/12/13

とら

53
前作「バッカーノ!」で登場した膨大なキャラクターたちを引き続き使うのかと思いきや、また新たにキャラクターを出すとは!しかも前作に匹敵する位の数を。新たな舞台、”列車”。よく映画とかではあるよなあwでも、これまた前作の物語の完成度を落とすこと無く、話は展開されていきます。これまた魅力的なキャラたちだwアイザック、ミリアのバカップルは健在ですが。うんうん、これだけじゃまだ完璧に全キャラを描写し切れてないなあと思ってた!そうです。続きがあります!別視点での!クレアと、赤い服の人がどうなっていたのか期待を込めて。2011/10/30

まりも

35
禁酒法時代のアメリカを舞台にしたマフィアドタバタ群像劇の2冊目。列車内で3勢力によるテロ事件が起きる話。今回だけだと一体全体どういうことだったのかイマイチ分かりませんね。謎も多いし、キャラをほぼ一掃しているので誰が誰だか分からん状態の時もあったので、次巻の方で真相が明かされることを期待するしかないっぽいのかな。それにしても前作から引き続き登場しているバカップルはいい味出しとるなぁ。文字通りにバカップルなので、彼らが出てるだけで何か和むから好きだわ。ジャグジーも結構好きです。次巻を早く読まないと。2016/06/20

645

32
大陸横断鉄道という動く“密室”の中、其々の起こした行動・事件が交差し複雑な状況に。この列車で起きた事を正確に把握している者果たしているのか?その混迷振りが見ていて面白い。主な三つの勢力の他にも状況を左右する存在や後半姿を見せなくなったキャラ、誰が何をしたのか明かされていない場面は気になる。詳細は次巻か、別視点で見れるのは楽しみ。数多くの新規キャラは皆個性に溢れ魅力的、人物の掘り下げが上手くなっている。前巻との繋がりも良いですね。某カップルは出ずっぱりかな…良い具合に状況を変化させる役割を担ってると思う。2014/01/21

PSV

31
全然、鈍行じゃないのに鈍行と言い張ってるのは如何なものか。ニース姐さん最高。アイザック&ミリアのキレっぷりも素敵だし。今回はA面。ある意味こちらが正統派。まだまだこれでも大人しいとわかるのは、特急を読んでから。お楽しみはこれからです。  ★★★★★2012/05/11

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