集英社文庫<br> 続 会津士魂 六 反逆への序曲

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集英社文庫
続 会津士魂 六 反逆への序曲

  • 著者名:早乙女貢【著】
  • 価格 ¥555(本体¥505)
  • 集英社(2013/09発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087475159

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内容説明

元白虎隊士の山川健次郎と妹の捨松らは官費留学生として渡米し、勉学に励む。一方、カリフォルニア開拓に賭けた会津人一団は、理想郷の夢を無惨に砕かれていく。日本近代史に輝いた人々と、異国の土となった者たち――。故郷を奪われた会津藩士達を描き、勝者に歪められた事実を敗者から検証する。明治百年を経た今こそ必読の現代日本再生の示唆に富んだ歴史大河小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

レアル

45
この巻は前巻までの斗南開拓と別の生き方をした者のお話である。「武士は食わねど高楊枝。渇しても盗泉の水を飲まず」「しかし生きる為には仕方のない事もある。盗泉を飲んでも生き抜いて、世間の役に立つ人間になれば良いではないか」仇敵長州の力にすがった日下義雄の渡米の話。そしてヘンリー・シュネル率いる一団がアメリカに密航した話と続くが、どちらも史実に忠実に、誇り高き会津士たちがその誇りを捨ててまでも生き延びねばならなかったその生き様を描いている。そして創作の三田村新蔵が久しぶりに登場。こちらの物語もまだ残っていたな。2018/07/20

東森久利斗

3
魂の叫び、斗南の魂は消えず。「北斗以南皆帝州」、最北の地もまた天皇の領地、朝敵でも賊軍でもない、ともに北斗七星を仰ぐ民。望郷への思い。武士の誇り、武家社会への拘り、国家への忠節、急激な社会変革。翻弄、困窮、離散、放浪、反抗、逃亡、再起、希望、挫折。海外留学、移民、贋金、牧場経営、学校創設、邏卒、書生、奉公、…。今日の日本の礎を築き今も生き続ける士魂、敗者の生きざまを近代日本が如何なる犠牲のうえに成立し、負債として現代に受け継がれているか。膨大な文献、史書、遺談を通してその実相に迫る。2024/01/23

半べえ (やればできる子)

0
★★★2016/06/23

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