サトラレ（２）

著者名：佐藤マコト【著】

講談社（2015/03発売）

• ISBN：9784063520033

内容説明

「サトラレ同士を出会わせてはいけない」――祖母を亡くしてから仕事に没頭する日々を送っていたサトラレの医師・里見(さとみ)は、久しぶりの休暇に祖母の墓参りへ行くことに。しかし目的地の寺は、幼年期のサトラレが自然に安全に暮らせるようにと、政府が極秘裏に作った“サトラレの町”にあった。そこには浩(ひろし)というサトラレの少年が暮らしていて、何も知らない二人の接触を避けるために万全の準備が整っているはずだったが……!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[コットン]

1～2のみ図書館本で。サトラレの西山が巨乳好きだったり、妊娠を聞かされて俄然頑張るところなどいたって自然で好感触。

2018/01/06

[カラシニコフ]

シチュエーションSFとしてはイマイチだけど、ドラマとしての装置としては大成功だな、サトラレ。 ★★☆☆☆

2018/11/04

[明那]

実家に一時帰宅のため家にあるサトラレを発掘(笑)やはり、里見先生と浩君の話はドキドキしました。そして、三人目のサトラレの夫婦が凄くいい関係で。堅物そうなのに、毎年必死に結婚祝いのプレゼント考えてて可愛い。その気持ちは嬉しいのに喜べないのはちょっと切ないなあ。そして小松さんの妊娠。んー生まれて来る子がなあ⋯知っているからこそ切ない。

2017/08/30

[かなっち]

『サトラレ』に優しい世界に、『サトラレ』たちの苦悩が中和されてて、今回もホッコリするエピソード満載でした。特に家族や恋人って、全てが筒抜けになるので大変そうでしたが、どのカップルも愛情が溢れてました。その幸せな様子に、誰よりも嘘がなくて（嘘がつけなくて）逆にイイのかも…と思っちゃいました。今はただただ小松さんのお腹の子が、『サトラレ』ではないことを祈るばかりです。

2021/07/13

[チューリップ]

メインの西山がサトラレではあるけど日常での思考回路が普通の人っぽくて面白い。小松に子供が出来たって知って頑張ろうって思ってくれるの凄く嬉しいだろうなと感じた。サトラレ同士がニアミスする話はハラハラしたけどとりあえずお互いにサトラレだと知られずに済んだようで良かった。里見は患者を救う為に一生懸命な所が好きだな。

2021/04/23