内容説明
泊軍の宿業は尽きたのか。戦場でのあいつぐ仲間の死――四散し始めた星の子たちの真の天命とは、生きた証とは何だったのか。杉本水滸伝、最終巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
巨峰
53
北方水滸伝とは全く違う肌触りだったけど、この水滸伝も良かった印象が残っている。
オルガ
1
最終巻。次々と死んでいく仲間たち。そして戦いが終わって生き残った者たちもバラバラに。そんな中、宋清と寥玲のエピソードはよかった。全部通しての感想はまさに悲しい華という感じで好漢たちの清らかな生き様がよく描かれていたと思う。お気に入りは最後の呉用と花栄の会話。このときの宋江評が一番的を得ているな。2014/04/14
千賀藤兵衛
0
原作である水滸伝におおむね沿った筋書きで全体を書き直した小説。この手のものは多くの人が手がけているが、本作はそのなかでも飛び抜けて優れた、魅力ある作品に仕上がっている。原作には読んでいて納得のいかない点が無数にあるが、それを徹底的に書き改めたのが本作の肝である。これは二次創作というものの主要な動機の一つだと思うが、本作ではものすごく徹底している。2025/03/27
towerofthesun
0
「天に代わって道を行うーーそう、信念していたけれども、そもそも天とは何か、それに代わって道を行うとは、どういうことか。わからなくなってきたのだ。」…百八の将星たちが、遼を撃退し南方の方臘軍を切り崩す戦いのたびに散っていく姿。都開封に凱旋してのち、故郷に帰る者、金との戦いに向かう者、官途について任地へ赴く者…星の仲間たちは散り散りになり、そしてまた水のほとりに戻ってゆく…。「悲しい華」と題した杉本版水滸伝、見事に完結。2021/05/23
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