内容説明
中国宋代の末、湖水の要塞梁山泊に結集し悪政に抗した百八人の好漢たち。その夢と数奇な運命を、雄渾華麗に描いた面白さ抜群の杉本水滸伝、堂々の開幕。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sayoko
2
再読2018/08/19
オルガ
0
杉本苑子の描く水滸伝。好漢たちが若々しくてやけに美形が多いのを除けば原典に忠実な感じ。もうちょっと荒々しいほうが水滸伝ぽいと思うけどこれはこれでアリかな。梁山泊の奪取から宋江が閻婆惜を殺して各地をめぐるところまで。お気に入りは武松が行者になる決意をするところ2014/04/11
せぶん
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★★★★☆2012/03/07
towerofthesun
0
政治が悪いからやむに止まれず犯罪を犯して梁山泊へ…という話を、いかに飽きさせず同情を得られるように繰り返し描けるか。兄嫁に誘惑される虎殺しの武松が面白いな…と思ったら、かの金瓶梅の主人公でしたか。2021/02/18