内容説明
カイムジェサ帝国との決戦に向けて、帝国内部に足掛かりを築かんと拠点を構えたアシュラウル。周囲の部族を苛政から解放しつつ、帝国の瓦解を誘う戦法はしかし、西の大陸のすべてを巻き込み、無垢の人々を犠牲に求めた。偽神を疑いながらも戦う獅子王と冷酷な戦術で立ち向かうアシュラウル。竜虎相撃つ激戦の行方は!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ときわ
4
アシュラウルは今までずっと自分は人間でも神でもない、いったい何者なんだろうと悩んでいた。だがこうなって自分は半神なのだ、神であり人間という他にはいない存在だと思い定めた。神なら人間の争いに介入することはない。もし介入してしまえば多くの人間や動物がすむ一つの国を壊滅させてしまう力をもつから。だがただの人間には、獅子王ダリュワーズの後ろ盾になっている妖魔の王バシュマハドに対抗することは出来ない。半神のアシュラウルだけが出来ることを成す決心をした。しかしそれは人として生きる望みと決別することだった。2020/03/31
てふてふ
0
再読2011/10/17
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