内容説明
恋人も友もすべてを戦乱に亡くし、傷心のアシュラウルは海を渡る。争いのない世界を夢みて辿り着いた新大陸だったが、この地にも大陸制覇の野望を抱く魔道帝国カイムジェサの獅子王が居た。二度と再び剣はてにせぬ、との誓いも虚しくアシュラウルはニーヴァンの王座を巡る戦いへと巻き込まれていく──。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ときわ
5
東の大陸に居続けることには耐えられないと、ベノウィックだけを連れ二頭の神馬と船に乗り、大海を渡ったアシュラウル。アシュラウルを気にかける義理の叔父神クウィル・ヴォルが船を導き迎え入れた。クウィル・ヴォルの庇護は意に染まぬはずだったのに、アシュラウルを癒してくれたのは叔父神だった。過去を捨て二人と二頭で西の大陸を気ままに旅するはずだったが、そううまくいくわけがない。たちまち争いに巻き込まれてしまう。ただ、血なまぐさいのだがなんとなく読んでいて気持ちが楽。これはアシュラウルにとって柵がないからだろう。2020/03/27
シエル
0
再読。大陸書房版から読んでいるので、中央公論社版を再読する時もついこの巻からにしています。まるで外国の小説を読んでいるような気持ちにさせる世界観と文章は何度読んでも新鮮で面白いです。2013/07/28
てふてふ
0
再読。 やはりどうにもサーリアが好きになれない(-_-;) どんだけ甘やかされれば、こんな常識のない礼儀知らずの自己中バカ娘に育つのか。 2011/07/09