内容説明
西洋料理から和食、中華、カレー、オリジナルレシピ…バリエーション豊かな日本海軍の“食”を完全再現!時代とともに変化した海軍の“食”を46レシピで識る。
目次
第1章 海軍黎明期(明治)(海軍割烹術参考書 フーカデンビーフ;海軍割烹術参考書 シャトーブリヨン;海軍割烹術参考書 ガランデンチキン ほか)
第2章 第一次大戦後(大正~昭和)(重巡洋艦「愛宕」チキンシチューダンプリング;軽巡洋艦「神通」玉ねぎの肉詰め;駆逐艦「暁」チキンマカロニー ほか)
第3章 太平洋戦争(戦艦「長門」茶碗蒸し;戦艦「金剛」薩摩汁;軽巡洋艦「阿武隈」小田巻蒸し ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yamatoshiuruhashi
26
帝国海軍のレシピに従って料理を紹介。数ページごとにレシピ以外に軍事的、国際情勢の話なども書かれていて面白い。脚気との戦いは日本の近代の大きな課題であったが、全粒粉パン食がこれを解決していたことをメニューで知ることが出来る。にしても、読んでいると腹が減ってくる。いつまでたっても食いしん坊の自分に呆れるが、読んでいて腹が立つ本より良かったと思おう。10月、11月は興味が他に行ってしまい、読書時間激減。更に本でもここにアップするような類ではない漫画や画集などに時間を使って、こんな本でもアップします。2017/11/28
Swind/神凪唐州@名古屋めしの人(作家兼名古屋めし専門料理研究家)
10
資料本になるかなと購入。海軍という窓から覗いた日本の料理史を学ぶことができました。 軍隊だけでなく、料理史による興味がある方は読んでみる価値があると思います2018/02/02
ひかり
10
ななめ読みだけれど求めていたレベルで。明治から昭和の日本海軍の食事事情のうんちくと、一部の艦での名物料理の再現レシピ。再現レシピがすごいと思う!ただしかの有名な海軍カレーは今からすると「ひと味足りない」そう。料理担当がじっくり作っていただけあって日常家庭で兼業以上に仕事を持っている人には少々手間がかかる。でも戦前にばっちり洋食!うまそう!登場する艦はひたすら艦これで知ってるものばかり。表紙を始め美少女が出て艦これ好きさん向けな感じがします。間宮のアイスも出てるぞ。2017/09/16
北白川にゃんこ
5
へー結構豪華なんだな。うまそうじゃん。2024/08/24
鈴木誠二
3
料理写真がヤバイ!腹で減っているときに読んではいけません! この手の本の楽しみはコラムですが、そちらも満足。個人的には「過酷な環境に敗北した潜水艦メニュー開発」は特に興味深かったですね。2017/09/17