内容説明
私がつくるカクテルは、特別な味がする。なぜなら、〈人を愛する心〉をかくし味につかっているから……。ワイキキ・ビーチに面したホテルのビーチサイドバーが私の仕事場だ。沢田麻里。25歳。ホノルル生まれの日系5世。得意なカクテルから〈ブラディ・麻里(マリー)〉と呼ばれている。水彩絵具で塗ったようなビーチ。人それぞれが持つさびしさの中に、ハワイの渇いた風が吹き抜けていく。ひとりの女の子の青春の断片を海色に彩っていく、ちょっとホロ苦い恋愛&探偵ストーリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
浦安さん
6
2019年の131冊目は喜多島隆先生の「ブラッディマリーを、もう1杯」読了。 主人公は25歳ホノルルに生まれ育った地元娘の沢田麻里。 ワイキキビーチに面したホテルのビーチサイドバーのバーテンが仕事のマリーが、ビーチでの置き引きの犯人探しをすることに。2019/07/31
読み人知らず
3
シリーズ一作目。まだ二人は出会ったばかりですね。大金持ちが砂浜を金属探知機使うのはアメリカ的2016/04/23
happy3939
1
いつも通りサラッと読めて、ハワイに行きたくなる小説2022/08/29
らいおん
1
ハワイを舞台に、元警察官の女性バーテンダーが事件を解決していくシリーズ1作目。ドラマ性もあり、ハワイのローカルな雰囲気を楽しめ、ちょっとした恋も。気軽に読めて面白い良作と思います。ハワイ旅行の際は参考にさせてもらいました(^^)2014/01/15
ピカリン
1
お友達から借りました。今頃の季節に読むにはちょうどいい感じ。ハワイの海に小さな事件と小さな恋と、おじいさんの優しい話。最近の早い展開の話も面白いけど、のんびり太陽の下でこんな話を平和に読むのもいいかもしれない。2012/07/15