内容説明
村の祭りのにぎわいを見てもむなしさを感じ、そこに無常を見てしまうモクレンとシャリホツ。そんなふたりだが、やがておシャカさまと出会って弟子となり、教えに耳を傾け、悟りを開く。それぞれ神通第一、智恵第一といわれるようになったモクレンとシャリホツは、おシャカさまの両腕となって多くの人々を救い、さまざまな悪の手から教団を守り育てる。そのふたりの足跡をここに呈示。
目次
1 道を求めて
2 激道の教団
3 ダイバダッタの反逆
4 大樹のかれるとき
ひろさちやのまんだら漫歩録「自灯明・法灯明」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かず
15
宗教を分かり易く紹介する本を数多く執筆されているひろさちや先生原作の全108冊のシリーズのうち第4巻。第1~3巻がお釈迦様の生涯、それを受けて10巻までがお弟子さんシリーズとなっています。その最初に紹介されるのは、十大弟子の筆頭で神通第一といわれた目連尊者、そして智慧第一といわれた舎利弗です。この二人の生涯が描かれています。本著で感慨深かったのは、仏教の「宿命論(本著では運命)」です。人の人生は様々な縁により宿命づけられている-よって、苦難の時は苦難に遭うべきというものです。儒教との違いが興味深いです。2018/02/22
いもこ
1
モクレンとシャリホツ、そしてダイバダッタの話がメイン。「仏の顔も三度まで」シャカ国が滅んでしまいます。ダイバダッタのシーンは面白い。2009/04/14
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