新書太閤記(三)

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新書太閤記(三)

  • 著者名:吉川英治【著】
  • 価格 ¥850(本体¥773)
  • 講談社(2015/03発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784061965249

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内容説明

桶狭間の大勝は、尾張に信長あり、と武名は喧伝されたが、天下統一へは第一歩を踏み出したにすぎない。次なる目標は、美濃の攻略である。その拠点ともなるべき洲股。濃尾の国境をながれる天然の要害の地に、織田軍団の足場をつくりたい。これが信長の渇望であった。だが言うは易く、工事は至難。重臣、みな反対である。時に藤吉郎ひとり、賛成論をブッた。当然、大命は藤吉郎に。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chantal(シャンタール)

89
第三巻では有名な洲俣一夜城、光秀の信長への士官、朝倉攻めからの壮絶な退却と、歴史的に有名な場面の連続で、秀吉もついに城持ちとなり、竹中半兵衛や千利休なども登場し、とても面白かった!秀吉って、なんであんなにみんなに好かれたのかしら?若い頃の秀吉はあまり人を疑わず、「この人は!」と思い込んだらとことん心を開き、ぶつかって行ったからなんだろうなあ。次巻も楽しみ!2020/03/02

優希

67
桶狭間の勝利により、信長は天下への第一歩を踏み出したように思えました。美濃の攻略を企む信長。これにより、まわりが一変したような気がします。藤吉郎一人が信長に賛成論を持っているのはやはり意味があるのでしょうね。信長が上洛したことにより、覇権も見えてきました。2019/01/19

ともくん

54
信長が全国で名を馳せていく中で、策士ぶりをいかんなく発揮し、織田家の中でも台頭してきた藤吉郎秀吉。 信長の命に粛々と従い、周りに何と言われようが、我を貫き通す姿は清々しいものがあった。 こんな強さが無ければ、全国統一など、夢のまた夢だったのだろう。2019/02/24

けろりん

42
皇天の下、后土の上に、如何なる恵みか、人間という生命を結んだ一個の血のある物。この生命を何の為に生かしきろうか…。永禄五年、二十九歳の元旦を迎えた信長の清烈な思索から始まる第三巻。果てない国内の騒乱と群雄割拠は、民衆の塗炭であると、天下の轡取りを志す信長の下に、次々と時代の逸材が集う。忍従の歳月を経て、若き同盟者となった松平元康。放浪の日々に、生きた修行で己を鍛え上げた信義の智将明智光秀。町人として、戦乱に揺れる堺を命を賭して守り抜く千宗易。斬新な発想と行動で地位を築きつつある秀吉。若く熱き時代に心躍る。2020/07/27

ちび\\\\٩( 'ω' )و ////

28
信長軍美濃攻め。藤吉郎は破天荒な策で墨俣に城を築き、稲葉良通、安藤守就、氏家直元の西美濃三人衆の調略に成功。そして16人の手勢だけで稲葉山城を陥落させた、今孔明と呼ばれる軍師竹中半兵衛を心から服させることにも成功。軍功は鰻登り!出世街道まっしぐら!信長から秀吉の名を頂き自軍の馬印も許された。馬印は千成瓢箪!そして美濃は岐阜と改名され現代まで続く。次なる目標は中原(京都・または近畿地方)そして信長、秀吉、光秀、運命の出会い。千利休、荒木村重、市松(福島正則)虎之助(加藤清正)も登場し面白くなってきた。2017/07/07

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