内容説明
細川忠利の薦めで徳川家光に面会。しかし、武蔵は我が道は天地間の理法を剣をもって探すことであり、兵法を広めることにあらず、と毅然と召抱えを断り、養子伊織と共に江戸を発つ。岩田富岳を頭目とする浪士団の襲撃に、武蔵の怒りの二刀が閃き、変幻自在の修羅の剣に敵陣はなだれを打って崩れる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
inami
0
大山倍達のベース2004/08/03
びぎR
0
『時は流れ武蔵50歳。武蔵の宿敵 松山主水を擁する岩田富岳一派が武蔵らを襲撃するが、養子の伊織とともにこれを退ける。岩田の庇護下の由利姫は密かに武蔵に心を寄せる。武蔵は将軍家召抱えを断り小倉の地を踏む。由利姫は長崎に逃れつつましい生活をしていたがキリシタン弾圧の渦中に巻き込まれる。』前巻からだいぶ話が飛んでやや肩透かし。お孝、お悠、おりん、武蔵にかかわった女性は皆死んでしまった。立派な若者として登場した伊織(「宮本武蔵」とは設定が違う)はなかなかの存在感。【続く】2019/09/13