内容説明
裁量権の拡大・活用、経営責任の明確化と参加型学校運営の推進―従来のOJT型養成法では、今日の学校改革を担い得る校長は育成できない!校長養成の歴史、力量形成のための制度と内容、諸外国の現状等、全方位的研究に基づき、大学院での実践プログラムによる現職教育、高度専門職としての任用資格認定を柱に、新たな法制化を求め、画期的な政策を提言。
目次
第1部 現代の学校経営改革と校長の力量(現代の学校経営改革と校長の役割変容;民間人校長の導入と校長の資格・力量 ほか)
第2部 学校管理職の力量形成をめぐる歴史・現状・課題(職能開発システムとしての校長会の歴史と課題;免許制度の歴史と課題および大学院における養成の可能性 ほか)
第3部 これからの学校管理職に必要とされる力量(調査の目的と方法;学校管理者教育と大学院プログラム―米国1960年代の実態を回顧して ほか)
第4部 諸外国における学校管理職の力量形成のための制度と内容(アメリカにおける「学校の自律性確立」に向けた校長養成の改革;校長養成プログラムにおける校長の能力とその評価方法―アメリカ・カリフォルニア大学バークレー校の事例 ほか)
第5部 政策提言―校長の資格・養成と大学院の役割(本研究の成果;大学院教育が必要な理由―高度専門職化への期待 ほか)
著者等紹介
小島弘道[オジマヒロミチ]
筑波大学教育学系教授。東京教育大学教育学部、同大学院教育学研究科博士課程修了。神戸大学、奈良教育大学、東京教育大学勤務後、現職。この間、モスクワ大学で在外研究。専門は学校経営学、教育経営学。日本教育経営学会(前会長)、日本教育学会の各理事、教育行政学会、日本教師教育学会の各常任理事
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