内容説明
現代社会学を定礎したシュッツの意味と位置を検証するために、気鋭の社会学者が結集、エスノメソドロジー、バーガー物象化論、ミクロ‐マクロ問題など、さまざまな理論・問題系との関係を論じつつ、新しい社会理論の展開を図る。
目次
第1部 シュッツ理論の位置と意味(両義性を生きる;シュッツと解釈学的視座;シュッツと経済学者たち;ウェーバーからシュッツへ、そして…)
第2部 現象学的社会学の展開と可能性(社会は細部に宿る;バーガー社会学とその社会批判的位相;主体主義の彼方に;意味と行為―シュッツとメルロ・ポンティを手掛りに;複眼の社会理論―現象学と社会学の間)