内容説明
在宅での介護から看取りの体験談、在宅での看取り方、看取られ方、在宅医療に携わる医師と訪問看護婦それぞれの立場での対談。週末期宣言書のすすめ…など。これからの望ましい在宅看護と在宅死のありかたを考える一冊。
目次
第1章 父、母、祖母、妻、夫を家で看取る―体験談
第2章 家で死を迎えるために、知っておきたいこと
第3章 家での看取り方、看取られ方
第4章 満足のいく介護と望ましい在宅死―医師と訪問看護婦の対談
第5章 高齢社会の明日を占う公的介護保険
第6章 これからの在宅介護
付記 「終末期宣言書」のすすめ
著者等紹介
西村文夫[ニシムラフミオ]
大正13年愛媛県生まれ。千葉大学医学部卒業後、同大学生理学教室、東京警察病院勤務の後、34年に東京都文京区千駄木で開業。地域診療に携わるかたわら文京区医師会理事、東京都社会教育委員、社会教育推進全国協議会副委員長を歴任。自らの体験をもとに平成2年9月、「終末期を考える市民の会」を結成、現会長
宮原伸二[ミヤハラシンジ]
昭和17年東京都生まれ。43年東北大学医学部卒業後、同大学および公立気仙沼病院で研修。46年4月から秋田県・由利組合総合病院上郷診療所長。58年4月から高知県江川崎診療所長などを歴任。二四年間、農村地域において保健から福祉までの総合医療に取り組み、その間、本人・家族の希望を大切にして約三〇〇人を在宅で看取る。川崎医療福祉大学教授、旭川荘総合在宅支援センター所長、旭川敬老園園長などを歴任。現在、関西国際大学教授、NPO法人総合ケアシーザル理事長
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