代表作時代小説〈第35巻〉

代表作時代小説〈第35巻〉

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  • サイズ B6判/ページ数 435p/高さ 19X13cm
  • 商品コード 9784875198345
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0093

内容説明

歴史・時代小説の隆盛を支える軸となる巨匠・気鋭の、ヴァラエティに富んだ楽しい作品群を収録した年度版アンソロジー。豊かな想像力が造る、魅力いっぱいの夢とロマンの代表作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

山内正

5
飯炊きの婆さんが浅草寺へ参りに 仲間へ金を貸し因業婆と陰口を 葬儀の列とすれ違い頭を下げた時 突風が吹き掛けてある白布が舞上がり婆さんに被さる 大声で叫び葬列から大店の主人が 詫びをと大金を懐へ その金で女郎宿を始めた 五十過ぎの男が女郎の上で死に 懐に大金を婆さんは我が物とした 金が金を呼び茶屋を始め 若衆姿の子を芝居小屋に貸出す 売上げを貰い金が貯まる 次に古着屋を始め金は貯まるばかり悪名は大阪まで轟いた 2021/11/29

山内正

4
お客さんそんな所でと飯盛女が声を掛けた 良い桜を愛でてたら眠ってしもうた やがて還暦というのに忘念をさらけ出してと老人が言う 大奥の将軍紋の籠3丁に伊賀者が駆け去る 暗い湯殿で飯盛女が背を流してくれ脱衣場へ まだ中にいる湯殿に気配がし女倒れていた陰部に張り型が差込まれ 大奥の籠を四五人で襲い担ぎ去った 縁もない女を追うのも未だ色気も抜け切れんと 江ノ島で阿片が関わる事に 志乃は阿片を吸い声を上げようにも舌が縺れ和尚が裸の志乃をもて遊ぶ 抗うにも身体が悶るだけ 頭だけが冴えて 股間に張り型を挿入し高笑いが 2021/11/02

山内正

4
倅の嫁路が部屋で自決 祝言挙げて二年足らずで 取り敢えず病死に取り繕う必要が 実父舎人が君主の勘気を受け謹慎が 長引き君主は路を縁戚から外せと 受け賜るが舎人の謹慎を解いて欲しいと左太夫が 路の一周忌の前に倅の再婚話を言う 舎人の兄勘解由は申し出に頭を振った 遺言で必ず縁続きの人を後添えに 固く辞退してくれと書いてあった故 再度左太夫が訪れ本心解り申した 辛かった切なかったと途切れ途切れ 話し加代を見た 舎人が左太夫の背を見て泣いた 果たして主君はどうでるか なるようになれ 2021/10/06

山内正

4
うちの人からの文で男の後に付いて 三島神社の裏手で亭主が待っていた 寄場を十日前に抜け出し 久し振りの女房の体を抱いた 男が出来たと聞いた本当かと そんなどうして分かったの 打首覚悟で抜け出たんだと 長屋では誰でも知ってる 菊次って小間物商いに抱かれた 亭主は居ないからと 佐吉は何かおなみが違うと感じた 岡っ引きが動いてると弥吉が告げた 恨みの目がまだ残ってる あたしはもう駄目と家に帰る 四日して弥吉がいた 佐吉は長屋に行くと出たが岡っ引きに見つかった 明日江戸を出る一緒に来るかと 誘われた2021/10/04

山内正

3
女が橋を渡って顔があい あら半兵衛さん話したい事が  薬種と口入れ屋をしている 以前妾の口入れを頼みに来たおみよ  旗本何人かに話をし三人で囲う事に決めて家を借り小唄と看板を出し互いの来る日を決めて貰い  見張る事も出来ずにいた  実は三村様が好きになり他の方の相手が辛くなったと相談に来た  この度出世され加増となりと  三村様も一人で囲い何れ屋敷に入れると言い出し 実はおみよの母親は私の乳母と解り義兄妹なのだと しばらくしおみよから手紙と手切れ金が届き実の父が半兵衛だと書いてあった2022/06/06

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