出版社内容情報
女性誌で引っぱりだこのパトリス。本書は彼の初エッセイで、創造的に生きる暮らしのヒントがいっぱい。
内容説明
パトリス・ジュリアン氏のフランス風暮らしかたエッセイ。
目次
リゲイン
事実は小説よりも奇なり
居場所をつくる
「サントル・フランセ・デ・ザール」のスタッフ
じゃがいもよりも大切なこと
パトリス・ジュリアンのスタイル
おいしい物のお話
レストランでの遊び方
ネームプレート付きの冷蔵庫
ピカピカ嫌いのル・クルーゼ狂〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
里愛乍
34
こういう生活がカッコいい、憧れるとか思っているうちは、まだまだこの領域には程遠いんだろうなぁ。それほどまでに彼らにとってはこれが日常なんでしょうね。初読時となんら変わりのない生活ですが、少なくとも読後には部屋の片づけと掃除がしたくなります、いや実際しました(真夜中3時までかかりましたが)それだけでも自分にとっては価値ある一冊。何度でも読みたくなります。2015/07/21
はるき
19
拘りが多いと他者に対するダメ出しも増える。「郷に入っては郷に従え」な日本人的感覚で読むとビックリします。2020/08/01
るんるん
19
衣食住、仕事、時間、結婚などの様々な選択が主体的で「好き」「心地よさ」のエネルギーや伴う行動力が半端ない。住まいのフローリング選びのとき、著者は、専門家に意見したり自らさがし求めたり。我が家の場合、用意されたサンプル以外からの選択など思いつきもしなかったなぁ。自分がおまかせ過ぎな人に見えてきた。日本人は専門家と名のつくものに対し素直という印象の著者。生活のスタイルや好みを意識することは生きる美しさハーモニーへとつながる。素敵な服ね、だけど自分には似合わないと思うの。きっぱり言うのもかっこいい。2016/12/09
Megumi Ichikawa
13
娘の本。母娘共にパリ大好き!だからこの本も好き!パトリス・ジュリアンのライフスタイルが好き!あとがき→生活とは、インスピレーションに正直に、夢だったものを現実にしてゆけるワークショップでは、ないでしょうか。 そんなふうに考えてみるだけで人生がずっと楽しくなるような気がします。 パトリスが描いているイラストがまた、いい。さあ!ささいなことに感謝して、人生、毎日をお祭りにしょう!2015/07/20
ヨハネス
3
毎日の生活や人生を楽しみたい。それは誰のまねでもなく、自分が楽しみたいようにすること。このお皿いいでしょう、と紹介されたってそれを真似するんじゃつまらない。最近あたしが感じていることをこの本で20年も前から書いてあったんですね。自分が作ったレストランでさえ、料理で修行して極めた人ではなく楽しめる人を選ぶところはほっとしますね。おすすめのケーキなどたくさん紹介してくれていますが、そのまま買ったりレストランに行ったらこの本の趣旨と違ってしまうジレンマが苦しい(笑)2018/02/10