内容説明
ドイツからの静かなメッセージ。人は、木がなければ生きられない…。木が持っている「癒しの力」―。ドイツの有名セラピストによる、32種の木の効用と、そのレシピ。
目次
第1章 木と人間のかかわり(人間は、木がなかったら生きられない;聖なる木;木に守られていた人間たち;木の性生活 ほか)
第2章 木が持つ、癒しの力(木の癒し;木とその治癒力;ツリーサークルに含まれる木;その他の木)
著者等紹介
プロイショフ,ギーゼラ[Preuschoff,Gisela]
1950年、ベルリン生まれ。人間への愛を母から、木への愛を父から学ぶ。現在、ドイツでセラピストとして活躍中。専門は家族セラピー。セラピーに関する著書多数。この「木の癒し」は唯一、専門外の本で、楽しんで書いた大事な1冊とのこと
小川捷子[オガワショウコ]
大学卒業後、ドイツ、アメリカに留学。帰国後、通訳、航空会社勤務を経て、現在フリーで翻訳にたずさわっている。『月の癒し』がロングセラーに
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
greenish 🌿
17
(再読)木を眺めるのが好きだ。幹の木肌・枝ぶり・葉の茂り方・そして何よりその立ち姿。 森の中に林立する木もいいが、ただ一本すっくと立っている木を見ると惚れ惚れする。 この本を読むと、そうした木の一本一本の個性や存在意義、そして私たちにもたらしてくれる自然の治癒力について、とても深く理解することができる。 またいつかこの書を手に、のんびり森を、公園を、歩いてみたい。2013/09/07
greenish 🌿
9
人は木がなければ生きられない。ドイツのセラピストが、木が持っている癒しの力について説く。木に対する尊敬と畏敬の念に満ちた一冊 ---木と人間との深い関わりについて、世界中多くの民族に伝わる創造神話や科学・心理学の世界から分かりやすく語りかけてくれる。ケルト人が用いた《ツリーサークル》という木の暦。生まれた時期ごと32の《守護樹》が定められ、その特徴や守護樹にまつわる神話・逸話、治癒力を教えてくれる。 自分を一本の木であるかのようにイメージしこの本を読んでいると、自然とエネルギーが満ちてくる気がする。
cari-na
2
木と人間との関わりについてあらたに知ることが出来ました。そしてそれぞれの木の特徴や生年月日によっての木の性格が当てはまっていて面白かったです。2011/12/18
かみつれ
1
亜高山帯を散策していて、シラビソなどの針葉樹の匂いに癒されたことはありませんか。森でリフレッシュした経験がある人ならば、本書の魅力は容易に分かるでしょう! 生まれた月日ごとに木が定められているので、星占いならぬ樹木占いみたい。そしてその樹木ごとにロマンチックな逸話が収録されています。2019/10/20