出版社内容情報
体を動かすのも話すのも不自由なりんちゃん。でも幼稚園ではみんな友だち。親友のみっちゃんが「ねこざぶとん」の話をしてくれたのがきっかけで思わぬドラマが展開します。
<読んであげるなら>3才から
<自分で読むなら>小学低学年から
著者等紹介
青木道代[アオキミチヨ]
1933年神奈川県横須賀市に生まれる。東洋英和女学院短大保育科卒。「障碍を負う人々・子どもたちと『共に歩む』ネットワーク」主事。インクルーシブな教育の実現を願い、障碍を負う青少年を中心にバリアフリーイベント開催を続ける。また、目の不自由な両親の我が子への「本読み」を支えるため、透明点字シート付きの絵本を作成している。東京在住
浜田桂子[ハマダケイコ]
1947年埼玉県川口市に生まれる。桑沢デザイン研究所卒業。田中一光デザイン室勤務の後、子育てを通して子どもの本の仕事を始める。日本児童出版美術家連盟会員。東京在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すぱちゃん
35
幼稚園、重度障害のりんちゃんはある日、ペカンの木にのぼりたいと思いました。はるこ先生が背負ってのぼります。子供たちもみんな応援してます。障害者に優しい社会は、みんなに優しい社会、と思いました。2022/09/30
ヒラP@ehon.gohon
23
重度障害のりんちゃんを囲む、幼稚園仲間と園の先生が、心を一つにして木登りをする光景に圧倒されました。 身体を動かすことも、話をするのも難しいりんちゃんを、同じ仲間として受け入れること、りんちゃんの希望を叶えようと、協力しようとする気持ち、これだけ思いやりと優しさがいっぱいならば、きっと明るい世界の中を育っていくことでしょう。 りんちゃんを背負った先生の勇気と冒険心にもきらめきを感じました。2022/09/05
いっちゃん
15
素敵な先生。だからまわりのお友だちも優しいのかな。こんな思いやりのある子供になってほしいな。2016/06/14
紅花
11
しょう碍のある子とない子、ひたすら純粋で真っ直ぐな子供たち。それを見守り、助ける先生。理想の学園。2015/05/28
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
9
こどものとも 1996年9月号にて読了。 重度障害のりんちゃんは、ペカンの木に登ってみたいと思ってます。けれど自力では無理。その話を聞いた幼稚園のお友だちやはるこ先生が協力して、りんちゃんの夢を叶えます!2025/01/09