ネット右翼亡国論―桜井誠と廣松渉と佐藤優の接点

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  • サイズ B6判/ページ数 250p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784802130622
  • NDC分類 361.65
  • Cコード C0095

内容説明

情勢論、原理論、存在論の接点。なぜ、東大教授の廣松渉と反社会集団=在特会のリーダー桜井誠を同列に論じるのか?廣松渉と桜井誠と言えば、月とスッポンだろう。何か、共通するテーマでもあるのか?それが、あるのだ。「思想の土着化」「思想家の土着化」「思想家の存在論化」という問題である。いわゆる「存在論」の問題だ。

目次

附論1 「生き死にの原理」こそ、我が「存在論」の原点である
附論2 「沖縄ヘイト」の底流にあるもの
第1章 ネット右翼亡国論(「双方向的メディア」の登場;現代日本の思想的危機 ほか)
第2章 イデオロギーから存在論へ(転向のディコンストラクション―椎名麟三試論;中上健次という物語の暴力装置 ほか)
第3章 対談(現在進行形のドストエフスキー ×清水正(日本大学芸術学部教授)
パトリオティズムあるグローバリズムを ×塩見孝也(元赤軍派議長))

著者等紹介

山崎行太郎[ヤマザキコウタロウ]
哲学者、文芸評論家。日本大学芸術学部講師。1947年、鹿児島県生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科卒業。同大学院文学研究科修了(哲学)。東京工業大学講師、埼玉大学講師を経て、現職。『三田文学』に発表した「小林秀雄とベルグソン」でデビュー。江藤淳や柄谷行人に認められ、文壇や論壇に進出。「イデオロギーから存在論へ」をモットーに、文壇・論壇に蔓延する予定調和的言説の脱構築的解体を目指す。『三田文学』などで「文芸時評」や「連載コラム」を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Eiki Natori

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本人曰く、安田浩一「ネットと愛国」を徹底批判し、在特会の桜井誠を擁護したというから、興味をもち購入したが、その話は第一章だけ。 255文字しか入れられないので、具体的に書けないが、デモの現場にも行かず動画も見ず、それどころか「ネットと愛国」すら最後まで読まずに、安田を批判し、桜井を擁護しているのでは。その程度だった。 彼のいう「土着化した思想」を考えれば、雨の日も寒波が吹いている日も炎天下の日も国会前や沖縄基地前などで抗議活動を無償でやっている人たちこそ、桜井誠などよりよほどそれの持ち主ということになる。2017/08/13

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