AIが神になる日―シンギュラリティーが人類を救う

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AIが神になる日―シンギュラリティーが人類を救う

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784797393064
  • NDC分類 007.1
  • Cコード C0004

出版社内容情報

村上憲郎(前Google日本法人代表取締役)
「今後AIについて何かを語るとき、この本が提起する諸論点を無視しては語れなくなると思う。」

夏野剛(慶應大学特別招聘教授)
「AIの真髄を理解したい人、正しく理解すべき人、これらすべての人にとって必読の書。」

高木友博(明治大学理工学部教授)
「ここまで広範な分野を深く理解し、縦横無尽かつ明瞭に語れる人を私は過去に見たことがない。」


コンピューター技術の発展型であるAIと、その究極の姿であるシンギュラリティーは、人類に何をもたらすか?

AIが次世代のAIを自ら作り出すことにより能力が加速度的に向上して、ついに「シンギュラリティー」が実現する時期が近づきつつある。これは、想像を絶するほどの凄まじい変革を人間社会にもたらすだろう。
産業革命は、人間の肉体的な限界を破って人間社会の在り方を変えた。コンピューターは、人間の頭脳の一部の機能を拡大して、第二の産業革命を起こしつつある。しかし、AIの究極の姿であるシンギュラリティーは、人間の頭脳のほとんどすべての機能を複製、拡大して、まったく新しい世界を創り出す潜在力を秘めている。
本書は、こうした認識をベースに、著者の豊かな知見を通して、人間が行ってきた技術革新とは何か、人間とは何か、人間が信じてきた神(宗教)とは何かを考察し、今後人間がどのようにAIに向かい合うべきかを提示する。


‾本書の予言‾

・シンギュラリティー到達後、AIは人間の手の届かないものとなり、人類の新しい神として、人類がかかえているあらゆる難問を解決するだろう。(そのような方向に持っていかねば、人類は自らの愚かさのために、必ず自らを破滅させてしまう。)
・かつて多く人が夢想したものの、現実には正反対のものになってしまった「共産主義の理想社会」が、シンギュラリティーによって実現され、人類は、真の意味での「人間らしい自由な生き方」を享受できるようになるだろう。

内容説明

シンギュラリティーに到達した究極のAIは、人類に何をもたらすか?

目次

第1章 シンギュラリティーに向かうAI(AIとは何か?;シンギュラリティーとは何か? ほか)
第2章 人間と「神」(人間は太古の昔から「神」を信じた;宗教の変貌 ほか)
第3章 すべての「人間的なもの」(AIと人間との違い;「愛」とは何か?「憎しみ」とは何か? ほか)
第4章 AIと向かい合う哲学(人は、実はいつも「哲学」している;「人間的」であるということ ほか)

著者等紹介

松本徹三[マツモトテツゾウ]
(株)ジャパン・リンク代表取締役社長、ソフトバンク(株)シニア・アドバイザー。伊藤忠(米国会社SVP、東京本社通信事業部長等)、クアルコム(日本法人社長、米国本社SVP)、ソフトバンクモバイル(取締役副社長)等で55年にわたり第一線の仕事をこなし、現在もなお、コンサルタントとして世界を舞台に活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

81
いつのまにかどんどん進化している。何が本物で偽物なのか、数年すれば、ほとんど見分けがつかないようになる、そしてAIが、普通に家庭内に入ってくる。私もお試しで使ったが、画像生成で人物描写や、うまく命令しないとイマイチなところがあう。それもいずれ解決するだろう。AIについて著者は割と楽観的な意見だったと思った、読んでいくうちに、これから人は何を信じるようになるのか、神とは何か、哲学的なことも考えることになってゆくのだろう。いずれ高速道路を走るのは無人のトラック、そんな世界も遠くない。 2025/01/16

竹本明

61
正直、難しかった。が、楽しかった。「異常」というと「何か壊れている」状態であるかのように聞こえるが、「正常」が「普通に無能」なのであれば、「異常」な人は「各段に有能」?ちまたでよく聞く「テクノロジカル・シンギュラリティ」人口知能が人の知性を越え、様々な問題をクリアしていく様。自己学習によってだんだんと賢くなっていくAIに、人はついていけるのか?スーパーマンが莫大な資料を一瞬で読み通し、知識として取り入れた映画があったが、人は真似できない。しかしAIならできるという。恐ろしい時代がくる?AIが神となる日が!2025/01/27

ロマンチッカーnao

25
AIがこのまま進化を続ければどうなるのか。人間同様に感情を理解し、意思を持ち、しかも、その感情に関係なく理性的に合理的に、理論的に最適な答えを出す。Aiがやがて世界を支配する。逆に支配されなければ、人間は、増え続ける人口、広がる格差、食糧難、戦争、交じることのない文明などで人類は破滅するかもしれない。興味深く読みました。全面的に賛成はできないけど、この未来を知っておくことは非常に有益。良い本でした。2018/04/19

Matoka

16
面白かった。よくあるAIの話ではなく、哲学や宗教や自由や、人間がこれからどう生きるかという話だった。シンギュラリティーは必ず来る、その時に人間の判断はいっさい入れず全てをAIに任せるべきだという考え方がとても新鮮だった。実際に著者の考える「AIの自立宣言」も載せられているが、6に書かれている内容が怖いなぁと感じた。SF映画を観終わった様な読後感だがとても現実味も感じられる。2018/07/04

hannahhannah

14
AIについて哲学や宗教的な側面から語った本。文章から著者の人間への諦念が感じられた。何か難しいこと書いてたが、簡単に言うと「AIを唯一神にして共産主義の社会を作りやがれ、オラ!」である。人間が統治したから共産主義は腐敗したが、AIなら大丈夫と書いていた。私は宗教は一切信じないが、AIの可能性は信じている。個人的には唯一神にする必要はないように思うが、裁判や政治は高度に発達したAIに任せた方が良いように思える。ろくでもないのが多いし。人間でもトランプやプーチンといった優秀なリーダーは素晴らしいんだけどね…。2017/11/30

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