内容説明
記紀をひも解く109テーマ!
目次
古事記の部(天地の始まり;神々の胎動;英雄の時代;河内の王朝;武勇の大王)
日本書紀の部(大和王権の誕生;大和支配の拡大;倭と朝鮮三国;倭から日本へ)
著者等紹介
多田元[タダゲン]
昭和29年新潟県生まれ。61年國學院大學大学院文学研究科博士課程後期単位修得満期退学。63年より國學院大學文学部文学科兼任講師・大東文化大学文学部日本文学科非常勤講師を拝任。以降、和洋女子大学・実践女子大学などの非常勤講師を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mazda
19
漫画になっているので、初心者にも読みやすいと思います。古事記に関する記述を全て覚えるのは無理ですが、やはり1度は読んで通るのが日本人としての勤めかと思います。私たちの祖先が、どのような死生観を持っていたのか、どのような歴史観を持っていたのか、どのように国を作ってきたのか、様々な伝説や云われの原点は何なのか、といったことを知るいい機会になると思います。せめて、国を作ったのは誰かぐらいは全員答えるようになってほしいです(ちなみに、高校生に聞くと、第3位がマッカーサーだそうです。ブラックジョークか??)。2018/08/17
夜
5
『メモ』・天孫ニニギ降臨の地は一つではなかった。・四天王寺は大阪の天王寺にある。・排仏派の物部氏と崇仏派の蘇我氏の対立。・白村江の戦いでは百済を助けようとしたが唐・新羅の連合軍に大敗。2017/02/14
α0350α
4
読書用端末の都合上、モノクロで読みました。古事記、日本書紀の内容がサラッと読めて良いですね。最初に要約があってその後詳しい話があるのはわかりやすかったです。2025/04/12
D4C
3
古事記と日本書紀、それぞれの違いが書かれてあり、またなぜそのような差異が生じたのかにも触れており、興味深いものでした。 やはり高天原からの降臨前の神々の話が面白いですね。 それにしても、ヤマトタケルがあんなにも残酷な性格だったとは・・・ 今の英雄と昔の英雄とでは、概念そのものが違うんでしょうね。2014/12/23
tieckP(ティークP)
2
こちらはきわめてベーシックな内容。古事記は読んだことがあったけど、人物配置はこうしてまとめてもらえると改めて理解しやすくなる。きちんと国文学を修めたらしい方が書いてるので安心感があるわりに、きちんと視線が読者に向いていて読みやすいので、それだけでも褒められるべき本かもしれない。画像はkindle用に圧縮しましたという次元を越えて粗い気がするのでそこは期待しない方がよい。イラストもビジュアルワイド図解のほうが上手な方に依頼したのだろうなと思う。それにしても後継者争いはだいたいずる賢い方が勝っているよね。2015/09/17