出版社内容情報
チョコレートの原料となるカカオの木の学名はギリシャ語で「テオブロマ」、意味は「神の食べ物」である。熱帯雨林で成長するカカオがチョコレートに生まれ変わるまでには、長い年月を要した。本書は、その歴史をカカオ豆の加工技術を織り交ぜながら紹介した本である。
お菓子の王様
チョコレートの故郷の風景
カカオ豆の発芽
カカオの花の受粉とポッドの生育
カカオ豆の発酵と乾燥
カカオ豆の焙炒と香りの誕生
メソアメリカの人々がカカオを飲む
ヨーロッパ人がカカオと遭遇
メソアメリカから世界へ
カカオがヨーロッパで華麗に変身
「飲むココア」と「食べるチョコレート」の誕生
現代のチョコレートの完成
チョコレートの未来
Stephen T Becett[ステファン ベケット]
著・文・その他
目次
チョコレートの歴史
チョコレートの原料
カカオ豆処理
液体チョコレートの製造
液体チョコレートの流動特性制御
チョコレート中の油脂結晶化
チョコレート製品の製造
分析方法
種々のチョコレート製品
法規、賞味期間及び包装
栄養と健康
チョコレート及びチョコレート製品を使った実験
著者等紹介
古谷野哲夫[コヤノテツオ]
1956年横浜市に生まれる。農学博士。早稲田大学大学院理工学研究科応用生物化学専攻修士課程を修了後、1982年明治製菓(株)入社。チョコレートを中心とした研究開発に携わる。1992年チョコレート油脂の研究で広島大学にて農学博士号を取得。菓子開発研究所長を経て、現在、(株)明治執行役員大阪工場工場長。各国のカカオ栽培、処理状況、品質を調査研究し、現地への指導にもあたっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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