出版社内容情報
目をつむって、鼻をつまんで料理を食べると何を食べているのか当てるのはなかなか難しい。味と匂いはおいしさの重要な要素であり、匂いが異臭に変わったら料理は台無しとなる。最近、いろいろなところで食品が売られており、食品にそれらのものの臭いが移り(移り香)クレームとなった事例がある。本書は、その匂いと異臭を嗅ぎ分けてきたプロが、「におい」の本質「匂い」と「異臭」との違いを分かりやすく解説した入門書である。食品流通、製造で「におい」に悩む担当者の強力な味方となる一冊である。
においと味/においを化学的な視点で見てみる/何が異臭なのか?/異臭発生に影響を及ぼす要因/異臭の事例
加藤 寛之[カトウヒロユキ]
著・文・その他
渡辺 久夫[ワタナベヒサオ]
著・文・その他
目次
1 においと味
2 においを化学的な視点で見てみる
3 何が異臭なのか?
4 異臭発生に影響を及ぼす要因
5 異臭の分析
6 異臭の事例
著者等紹介
加藤寛之[カトウヒロユキ]
1955年兵庫県生まれ。1978年神戸大学工学部工業化学科卒業。大和製罐(株)入社。1995年同社総合研究所分析研究室長。2004年同社総合研究所長
渡辺久夫[ワタナベヒサオ]
1954年福島県生まれ。1980年早稲田大学理工学研究科応用化学専攻、修士課程修了。東洋エンジニアリング(株)入社。石油化学、化成品、食品などの業界において製造設備あるいは工場全体の設計、試運転に従事。2001年(株)ワイ・エム・ピー・インターナショナル入社。分析・試験の総合受託サイトAnalyzejNetを立ち上げ、現在、企画・運営を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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