出版社内容情報
《内容》 顎口腔領域には歯系の組織、顎骨や小唾液腺特有の病変がある。病理医がこれらの病変をみる機会は比較的少ない。とくに歯の組織発生とその各段階の組織学的特徴を理解していないと歯原生腫瘍・嚢胞の的確な病理判断は難しい。 そこで本書は、病院病理医のもとへ歯科・口腔外科、耳鼻咽喉科、あるいは外科や整形外科などから提出される頻度の高い顎口腔病変、あるいは遭遇する機会は極めて稀であっても、外科病理学的に明確に見極めることが重要な疾患について、日常の組織診断に実用的に役立つよう、それらの代表的な組織所見に非定型的な亜型の所見例も併せて図示してあり病理医必携の書。 《目次》 1.歯原性嚢胞／1-1発育性嚢胞／1-2炎症性嚢胞 2.顎口腔領域の非歯原性嚢胞／2-1顎骨の非歯原性嚢胞／2-2軟組織の非歯原性嚢胞 3.歯原性腫瘍／3-1良性腫瘍／3-2悪性腫瘍 4.顎骨の非歯原性腫瘍と腫瘍様病変4-1非腫瘍性顎骨病変／4-2骨原性腫瘍／4-3骨髄原性腫瘍／4-4その他の間葉性腫瘍と神経性腫瘍／4-5転移性腫瘍 5.小唾液腺腫瘍／5-1良性腫瘍／5-2悪性腫瘍 6.口腔領域のその他の腫瘍ならびに腫瘍様病変6-1口腔粘膜上皮の良性腫瘍と腫瘍様病変／6-2口腔粘膜上皮の悪性腫瘍／6-3色素性腫瘍／6-4口腔・顔面領域軟組織の非上皮性腫瘍と腫瘍様病変 7.顎・口腔領域の炎症性・非腫瘍／非嚢胞性病変7-1口腔粘膜疾患／7-2顎骨骨髄炎／7-3唾液腺の非腫瘍／7-4非嚢胞性病変
内容説明
本書では、顎口腔に特有の、それも生検の対象となりそうな病変だけに焦点を絞った。
目次
１ 歯原性嚢胞
２ 口腔・顎・顔面領域の非歯原性嚢胞
３ 歯原性腫瘍
４ 顎骨の非歯原性腫瘍と腫瘍様病変
５ 小唾液腺腫瘍
６ 口腔領域のその他の腫瘍ならびに腫瘍様病変
