出版社内容情報
バリアフリーを新しい顧客獲得につなげる方法。
バリアフリーは福祉でもボランティアでもなく、ビジネスに役立つ。日本随一のコンサルタントが、新しい「マーケットの広げ方」を解説。
「バリアフリー」と聞くと、「福祉」や「ボランティア」を思い浮かべる方が多いと思います。しかし、この本は違います。バリアフリーはビジネスになること、そして、その方法論を伝える本です。高齢者や障害のある人を含めて、すべての人に心地のよい商品やサービスは、マーケットを広げることになるからです。著者は、先天性ミオパチーという筋肉疾患があり、車いす生活を余儀なくされています。だから、バリアフリーを求める人の立場でアドバイスができます。そして、こんな偏見を感じています。バリアフリーはビジネスではなく可哀想な人たちを助けるためのものだから、儲けてはいけない。しかし、ビジネスの対象になっていないからこそ、障害のある人は限られた商品やサービスしか選択肢がないのではないか。バリアフリーが儲かることを知ってもらえば、誰もが住みやすい社会に少しでも近づくのではないか。そう考えているのです。
●はじめに
●序章 バリアフリーをビジネスに ――福祉でもボランティアでもない、すべてのお客様に喜んでもらえる方法
●第1章 間違いだらけのバリアフリー ――よくある5つの誤解
●第2章
［事例（1）］みずほ銀行 ――高齢者や障害のある人にも使いやすい銀行をめざした「ハートフルプロジェクト」
●第3章
［事例（2）］チサンイン ――隣の部屋とつながるコネクティングルームを導入し、家族連れの身体の不自由な人に人気のホテル
●第4章
［事例（3）］ＡＮＡ ――全社的なバリアフリー研修により、さらなるサービス向上をめざす
●第5章
［事例（4）］沖縄県 ――高齢者が来たくなる観光地とは？ 日本一の観光客を誇る沖縄の挑戦
●第6章
［事例（5）］ＪＴＢ ――ゆっくりと観光し、地元の人々と交流できる高齢者向けの旅行企画を
●第7章 あなたのお店も低予算で劇的に変わる！ ――バリアフリー簡単実現アイデア集
●終章 私がバリアフリーにこだわってきた理由 ――すべての人が安全で心地よく暮らせる社会をめざして
●おわりに
目次
序章 バリアフリーをビジネスに―福祉でもボランティアでもない、すべてのお客様に喜んでもらえる方法
第１章 間違いだらけのバリアフリー―よくある５つの誤解
第２章 事例１ みずほ銀行―高齢者や障害のある人にも使いやすい銀行をめざした「ハートフルプロジェクト」
第３章 事例２ チサンイン―隣の部屋とつながるコネクティングルームを導入し、家族連れの身体の不自由な人に人気のホテル
第４章 事例３ ＡＮＡ―全社的なバリアフリー研修により、さらなるサービス向上をめざす
第５章 事例４ 沖縄県―高齢者が来たくなる観光地とは？日本一の観光客を誇る沖縄の挑戦
第６章 事例５ ＪＴＢ―ゆっくりと観光し、地元の人々と交流できる高齢者向けの旅行企画を
第７章 あなたのお店も低予算で劇的に変わる！―バリアフリー簡単実現アイデア集
終章 私がバリアフリーにこだわってきた理由―すべての人が安全で心地よく暮らせる社会をめざして
著者等紹介
中澤信［ナカザワマコト］
１９６１年東京生まれ。生れながら難病の先天性ミオパチー（筋肉疾患）を持つ。１９８６年３月、成城大学法学部卒業。同年４月、久保田鉄工株式会社（現株式会社クボタ）入社。経理部門、法務部門、総務人事部門に在籍。２００１年３月、１５年間の勤務を経て同社を退職。同年、バリアフリー・カンパニーを設立し、おもに民間企業を対象とした、バリアフリー、ユニバーサルデザインを広めるための様々なコンサルティングを実施している。２００２年７月に法人化し、株式会社バリアフリーカンパニーとなる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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