なぜ日本人はいつも不安なのか―寄る辺なき時代の精神分析

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なぜ日本人はいつも不安なのか―寄る辺なき時代の精神分析

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569610689
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C0030

出版社内容情報

  新潟女性監禁事件、増える自殺、警察の腐敗、米国に屈する日本人……。悲観論渦巻く世情をふまえ、この国の不安と不満を精神分析する。  新潟女性監禁事件、腐敗する官僚・警察組織、幼児虐待、醜形恐怖、引きこもり……。本書は、90年代のバブル崩壊以降、悲観論が渦巻く日本の世情をふまえ、この国の不安、不満の本質を読みといている。▼まず、最近の異常犯罪の傾向について、町沢氏は80年代の快楽犯罪と比べ、90年代以降は自己愛的犯罪になったと指摘する。つまり、自分の存在を知らしめようとする犯罪である。一方、岸田氏は、共同幻想が崩れてから犯罪者の心理が見えにくくなったと言う。恨みの対象が必ずしもはっきりしないため、どこへ矛先が向くか、全くわからなくなってしまったのだ。▼さらに議論の焦点は、父性、母性論、日本人の官僚病、アメリカという呪縛、若者たちの身体と性、そして、フロイト、ユング以後の精神分析について等、興味深い話題がつきない。▼幻想にすがり、現実から目をそらすこの国の病理とは? 現代日本人の「自己愛症候群」を鋭く分析した刺激的対論である。  ●第1章 あなたの隣にひそむ異常犯罪??新潟女性監禁事件をめぐって ●第2章 崩壊する母性と父性??人間の本能は壊れているのか ●第3章 日本人の官僚病は治せるか??自閉的共同体の構造 ●第4章 アメリカという呪縛を解く??ペリー・ショックと日本人のトラウマ ●第5章 若者たちの過剰な自意識??身体と性愛について ●第6章 精神分析はどこへ向かうのか??フロイド、ユング、ロジャースを超えて

内容説明

新潟女性監禁事件、腐敗する官僚・警察組織、幼児虐待、醜形恐怖、引きこもり…。幻想にすがり、現実から目をそらすこの国の人々の病理とは?「自己愛症候群」を解読する。

目次

第1章 あなたの隣にひそむ異常犯罪―新潟女性監禁事件をめぐって
第2章 崩壊する母性と父性―人間の本能は壊れているのか
第3章 日本人の官僚病は治せるか―自閉的共同体の構造
第4章 アメリカという呪縛を解く―ペリー・ショックと日本人のトラウマ
第5章 若者たちの過剰な自意識―身体と性愛について
第6章 精神分析はどこへ向かうのか―フロイド、ユング、ロジャースを超えて

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