出版社内容情報
【解説】
ヨーロッパ人の原型として高度の文明を樹立したケルト人は、独自の社会制度や宗教を持ち、魅力的な文学や芸術を生みだした。ケルトの遺産は、現代にいたるまでさまざまな花を咲かせつづけたのである。ケルト研究の先進国ドイツのケルト学者が全成果をまとめた本書は、ケルトに関わる主要な事項を網羅し(1000項目)正確かつ簡潔な説明を付した、初のケルト事典である。図版約80点入り。
内容説明
2500年余の文化と歴史を990項目に納める。ケルトの遺産を展示するミュージアム、古今の基本的な参考文献も網羅収載。
著者等紹介
マイヤー,ベルンハルト[マイヤー,ベルンハルト][Maier,Bernhard]
1963年ドイツ、バーデン地方オーバーキルヒOberkirch生まれ。フライブルクと、アバラストゥイス(ウェールズ)と、ボンの大学で、比較宗教学、ケルト学、比較言語学とセム学を専攻。1989年の学位取得とロンドンのオリエント・アフリカ研究所における1年間の研究後、ボンの学術アカデミー教父神学委員会に従事。同時にドイツ学術振興会の大学教授資格取得志願者奨学金によるケルト宗教史の新しい叙述に取り組む
鶴岡真弓[ツルオカマユミ]
1952年生。早稲田大学大学院修士課程修了。ダブリン大学トリニティ・コレッジ留学。現在、立命館大学文学部教授。西洋美術史・ヨーロッパ文化史・ケルト芸術・表象研究専攻
平島直一郎[ヒラシマナオイチロウ]
1958年生。早稲田大学卒。フライブルク大学留学。哲学・歴史学・ケルト学専攻。アイルランド国立大学ゴールウェイ・コレッジ留学。初期アイルランド文学研究者、翻訳業
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