猫怪々

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 218p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087714340
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

仔猫が変えたオカルト人生!?
路地裏で出会った一匹の病気の仔猫。見捨てておけず新居マンションで飼うことにするが、以来数々の怪異現象が始まった。この猫は一体何者なのか? 作家と不思議猫の日常を綴る異色オカルトエッセイ。

内容説明

その子は、雨上がりにやって来た。数多の病と、この世にいないモノを引き連れて。拾い猫との怪しくも愛しい日々を綴る家猫奇譚。

著者等紹介

加門七海[カモンナナミ]
東京生まれ。多摩美術大学大学院卒。美術館の学芸員を経て、1992年『人丸調伏令』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ハイランド

116
猫バカエッセイと実話系怪談エッセイのハイブリッド。猫バカだけでも怪しいのに、オカルトが混じるともう怪しいの二乗。拾った猫が病弱で心配なのはわかるのだが、やってることは実に妙。猫バカでホラー好きの私が読んでも、なんじゃこりゃの連続でちょっと引いた。生暖かい目で見れば、猫への愛情の発露とも見えないわけでもない。形は違え、猫好きなんて皆似たようなことをしてる。苦しんでいれば夜を通して撫でさすったり、病院のはしごをしたり。視えるという著者だからこその奇行と思えば、可愛くおもえるじゃあないか。いややっぱり奇妙かな。2016/10/20

ゆみきーにゃ

97
《図書館》大好きな加門さん。大好きな動物のお話。ののちゃんが可愛すぎて癒された〜。愛猫愛犬を愛する気持ち、翻弄される気持ち、全てに納得。親バカ万〜歳\(^o^)/2015/09/17

Aya Murakami

82
ナツイチ2018対象本ということで書店の平積みコーナーで購入。 ののちゃんも可愛がられているのですが…、そのほかの地域ネコちゃんも可愛がられているようです。米ナスのような体形の子猫の描写には吹き出してしまいました。 ののちゃんにクローバーのようなものが生えている描写があったのですが…、アレってもしかしてののちゃんの心理状態が目に見える形になったものでは…と考えています。もちろん加門さんがいうように生命力吸い取っているようにも見えてしまいますが…。2018/06/24

yukision

78
化け猫の怪談かと思いきや、猫愛溢れる加門さんのエッセイだった。とはいえ、怪談作家さんだけあり怪奇現象が次々起きる奇妙な日常が描かれている。正直半信半疑で読み進めた部分もあるにはあるが、ここまで愛されたら、猫のののちゃんもさぞ幸せなことだろう。2021/08/29

雪風のねこ@(=´ω`=)

73
拾われ猫の"のの"の容態に、主人公とともに一喜一憂して涙して、ほっこりする。猫の"言葉"を生々しいほどの人間の言葉で受け取る主人公は、感受性がすごく豊なんだろうな。だからこそののを放っておけなかったのだろう。だから、僕は思う。糸が捩り合って強い縄になるよう、強い絆で結ばれて末永く生きていくのだろう、と。捩る勢いで目に見えない因縁も巻き込みながら。ひょっとしたら主人公の家系で飼われていた猫たちも一緒になって。生きていくのだろう。2015/12/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4338754
  • ご注意事項

最近チェックした商品