帆船軍艦の殺人

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帆船軍艦の殺人

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  • サイズ 46判/ページ数 336p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488025670
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

【第33回鮎川哲也賞受賞作】
辻真先
終盤で明らかとなるこの物語ならではの、
トリックにも感じ入った

東川篤哉
この舞台でのみ可能なトリックがあって大いに関心した

麻耶雄嵩
敵艦との交戦などストーリー的に盛り上げるべきところは
盛り上げ、しかもきちんとトリックに関与している。
正賞受賞にふさわしい

海上を征く巨大な“密室”で相次ぐ人知を超えた不可能犯罪

【第33回鮎川哲也賞受賞作】十八世紀末、フランスと交戦状態にある英国海軍は常に兵士不足だった。強制徴募された若者たちを乗せ、戦列艦ハルバート号は北海を目指すが、新月の夜に衆人環視下で水兵が何者かに殺害される事件を切っ掛けに、続けて不可解な殺人が発生。逃げ場のない船の中で、誰が、なぜ、そしてどうやって殺したのか? フランス軍との苛烈な戦いのさなか、軍艦という巨大な密室で相次ぐ不可能犯罪を描く第33回鮎川哲也賞受賞作。

内容説明

一七九五年、フランスとの長きにわたる戦いによって、イギリス海軍は慢性的な兵士不足に陥っていた。戦列艦ハルバート号は一般市民の強制徴募によって水兵を補充し、任務地である北海へ向けて出航する。ある新月の晩、衆人環視下で水兵が何者かに殺害されるが、犯人を目撃した者は皆無だった。逃げ場のない船の上で、誰が、なぜ、そしてどうやって殺したのか?フランス海軍との苛烈な戦闘を挟んで、さらに殺人は続く。水兵出身の海尉ヴァーノンは姿なき殺人者の正体に迫るべく調査を進めるが―海上の軍艦という巨大な密室で起きる不可能犯罪を真っ向から描いた、第三十三回鮎川哲也賞受賞作。

著者等紹介

岡本好貴[オカモトヨシキ]
1987年岡山県生まれ。鳥取大学大学院修了。2023年、「北海は死に満ちて」で第三十三回鮎川哲也賞を受賞。タイトルを『帆船軍艦の殺人』と改題のうえデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

151
英国海軍が舞台の海洋冒険小説は大好物なので、戦列艦内での殺人事件を追うミステリと聞くと一粒で二度おいしい話を期待してしまう。強制徴募で水夫にされた靴職人が戦争と殺人の恐怖の狭間でに必死で生きようともがく姿が、犯人逮捕を命じられた将校の調査と推理に交錯していく。フランス軍との海戦や脱走叛乱計画の進行など、この手のドラマには不可欠の要素も抜かりなく描かれ、当時の帆船の構造を利用した殺人トリックも意想外な面白さだ。むしろ枚数制限のためか各エピソードが短く刈り込まれており、もっと詳細に描写された形で読みたかった。2023/11/23

ちょろこ

137
没頭できる一冊。時は1795年。英国帆船軍艦が舞台の海洋ミステリは時を忘れ没頭できる面白さ。まず目新しい帆船軍艦といういわゆる密室設定に一番に惹かれずにはいられない。靴職人から一転、理不尽な強制徴募で人生を狂わされた主人公のドキハラを一つの軸に想像を絶するほどの過酷な軍艦生活、敵艦との戦闘まで盛り込み、三つの殺人事件の解明まで飽きさせないストーリー展開で読み手をリードするのが巧い。歴史背景、水兵達が背負う過酷な運命と選択に胸打たれながらクライマックスへ。図解で状況を追うのも楽しい、映像でも味わいたい作品。2023/11/08

cinos

84
英国海軍に徴兵されてから殺人が起きるまでが長いですが、当時の水兵たちの様子が描かれていて小説として楽しめます。帆船ならではの不可能トリックがよかったです。2023/10/31

オフィーリア

83
強制的にイギリス海軍の軍艦に水兵として徴兵された主人公、そしてその軍艦で巻き起こる不可能殺人という海洋本格ミステリー。当時の水兵の在り方が生き生きと細かに描写されていて、海洋冒険小説としても楽しめる作品です。寧ろ膨大資料を元に描かれる主人公の新米水兵としての奮闘やド派手な艦隊戦が非常に面白く、殺人事件必要か?と思わざるを得ませんでした。とは言うものの、18世紀の軍艦という特殊な設定を活かしたミステリ部分もあっさり目ながらも良い出来であり海洋冒険小説としても本学推理小説としても楽しめる作品でございました。2023/11/06

がらくたどん

80
三年ぶりの鮎川賞。舞台は女王陛下の英国海軍の戦列艦。帆船だ軍艦だ七つの海だ。お、海の男ホーンブロワーか?と思うじゃないか。ところが海軍は人手不足。戦況悪化で船乗り経験者からはそっぽを向かれ内陸パブで靴屋だの雑貨屋だのを「強制徴募(=人さらい!)」し混乱のまま出航する。下級水夫の暮らしは地獄と連呼されるが「痛てえ、酷でえ」と騒ぎながらも妙に和気藹々な日常描写がすごく良い。もちろん鮎川賞なので殺人は起きる。3人も!でも一旦戦闘が始まるとそれ以上にバタバタと仲間が倒れる。頑張れ、絶妙トリックで殺された3人!快作2023/12/01

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