出版社内容情報
脱サラし、京都で観光個人タクシーを始めた椿裕之。バツイチの彼にとって唯一の楽しみは、元嫁の妹が営む小料理屋で常連客とともに舌鼓を打つ時間だ。ある日椿は、物静かな着物姿の女性客・鈴に紅葉巡りを頼まれる。張り切って車を走らせる椿だが、鈴は始終硬い表情を崩さない……。毎回、訳ありの乗客、そして京都の名所・美食処として登場する連作集。カバーイラストは、わたせせいぞう氏。
【目次】
内容説明
脱サラし、京都で観光個人タクシーを始めた椿裕之。バツイチの彼にとっての楽しみは、元妻の双子の妹が営む小料理屋で常連客とともに舌鼓を打つ時間だ。ある日椿は、物静かな着物姿の女性客・鈴に紅葉巡りを頼まれる。張り切って車を走らせるが、鈴は始終硬い表情を崩さない…。毎回、訳ありの乗客とともに京都の名所・美食処を巡る連作小説集。
著者等紹介
柏井壽[カシワイヒサシ]
1952年京都市生まれ。1976年大阪歯科大学卒業。歯科医・作家。京都関連、食関連、旅関連のエッセイ、小説を多数執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
佐々陽太朗(K.Tsubota)
54
行きつけの『小料理むらさき』のおいしそうな料理を食べ酒を飲む場面、タクシーのお客さんを誘っての数々の京都の名所、それもメジャーでない穴場的なところが興味深い。物語を楽しみながら一般人が知らない京都を学べるのは一挙両得。一話一話にじんわり胸に沁みる人情話が織り込まれ、ページを捲る手が止まらない。京都への旅情をかき立てられること夥しい。久しぶりに京都を訪ねたくなった。でも外国人が多いと聞くのでためらいもある。まぁ、中国人が減っているようだし、それならいいか。よし、今年は京都へ行く。 2026/01/26
ひさか
28
小説宝石2024年5月号:正伝寺の紅葉、11月号:祇王寺の庭園、2025年5月号:弓削川沿いの出逢い桜、書き下ろし:御池通の紫陽花、東天王岡崎神社の雪兎、の5つの連作短編。観光個人タクシーの椿さんとお客さんのお話。京都の珍しいスポットが出てくる。毎回、お客さんの人生にかかわる展開になるのだが、そこのところが調子が良すぎるというか、作為的というか、悪い話ではないのだが、少し疲れる。椿さんは、ジャパンタクシーを使っているというのが楽しい。確かに乗り降りしやすく、座るのも楽。2026/01/31
RRR
11
書店に立ち寄った時に惹かれた作品。 どういう物語かというと、離婚して個人タクシーを営む主人公とその予約客の心の交流を描いた、そういう作品。 人情派主人公なので、割と好感が持てると言いますか。こういう頭を悩ましつつ、お客さんとのやり取りを大事にする個人タクシー業者に頭が下がりますね。だって、寄り添う、そんな感じを受けましたから。ほっと心が和んだ、そんな読後感でした。2025/12/17
bluelotus
9
★★★☆☆ 旅って新たな一歩を踏み出すために行くものなのかもしれないなと。2026/02/03
kimuchi
5
毎回、訳ありの乗客とともに京都の名所・美食処を巡る連作小説集(裏表紙より)。京都に行った際は人のいないところを巡るようにしているので参考になりそうです。2025/12/28
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- 和書
- カポネ 〈下〉 角川文庫




