出版社内容情報
脱サラし、京都で観光個人タクシーを始めた椿裕之。バツイチの彼にとって唯一の楽しみは、元嫁の妹が営む小料理屋で常連客とともに舌鼓を打つ時間だ。ある日椿は、物静かな着物姿の女性客・鈴に紅葉巡りを頼まれる。張り切って車を走らせる椿だが、鈴は始終硬い表情を崩さない……。毎回、訳ありの乗客、そして京都の名所・美食処として登場する連作集。カバーイラストは、わたせせいぞう氏。
【目次】
内容説明
脱サラし、京都で観光個人タクシーを始めた椿裕之。バツイチの彼にとっての楽しみは、元妻の双子の妹が営む小料理屋で常連客とともに舌鼓を打つ時間だ。ある日椿は、物静かな着物姿の女性客・鈴に紅葉巡りを頼まれる。張り切って車を走らせるが、鈴は始終硬い表情を崩さない…。毎回、訳ありの乗客とともに京都の名所・美食処を巡る連作小説集。
著者等紹介
柏井壽[カシワイヒサシ]
1952年京都市生まれ。1976年大阪歯科大学卒業。歯科医・作家。京都関連、食関連、旅関連のエッセイ、小説を多数執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
みかん🍊
81
いきなりタクシー会社を辞めて独立した裕之は妻に相談もなく勝手に決めた事で離婚されてしまう、京都の魅力をお客さんに伝えたいと観光タクシーとしてリクエストに応じて案内するが訳ありのふわっとした要望に悩みながら、元妻の双子の妹が営む小料理屋で美味しいお酒と料理を楽しみながら常連の京都一の物知りの先生の意見を聞きながら案内のコースを考える、京都は車で行くので観光タクシーを使う事はないが、有名観光地だけでない風情のある京都案内に行ってみたいところも増えました。2026/05/27
machi☺︎︎゛
79
観光個人タクシー「京都つばきタクシー」を開業し独立した主人公。でも勝手な独立を理由に離婚を言い渡され仕事で結果を出し認めてもらおうと必死で頑張る。個人タクシーって利用した事ないけど、遠慮がちだけどめちゃくちゃプライベートに踏み込んでくる感じが苦手だった。表紙のイラストと主人公のイメージが違いすぎて、話がスッと入ってこなかったのも苦手と思う原因の一つかな。でも鴨川食堂の作者が描く主人公が贔屓にしてる小料理屋さんのご飯は美味しそうだった。2026/03/18
佐々陽太朗(K.Tsubota)
59
行きつけの『小料理むらさき』のおいしそうな料理を食べ酒を飲む場面、タクシーのお客さんを誘っての数々の京都の名所、それもメジャーでない穴場的なところが興味深い。物語を楽しみながら一般人が知らない京都を学べるのは一挙両得。一話一話にじんわり胸に沁みる人情話が織り込まれ、ページを捲る手が止まらない。京都への旅情をかき立てられること夥しい。久しぶりに京都を訪ねたくなった。でも外国人が多いと聞くのでためらいもある。まぁ、中国人が減っているようだし、それならいいか。よし、今年は京都へ行く。 2026/01/26
ひさか
51
小説宝石2024年5月号:正伝寺の紅葉、11月号:祇王寺の庭園、2025年5月号:弓削川沿いの出逢い桜、書き下ろし:御池通の紫陽花、東天王岡崎神社の雪兎、の5つの連作短編。観光個人タクシーの椿さんとお客さんのお話。京都の珍しいスポットが出てくる。毎回、お客さんの人生にかかわる展開になるのだが、そこのところが調子が良すぎるというか、作為的というか、悪い話ではないのだが、少し疲れる。椿さんは、ジャパンタクシーを使っているというのが楽しい。確かに乗り降りしやすく、座るのも楽。2026/01/31
涼
48
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2026/04/post-935ffe.html 裕之は個人タクシーだが、流しの傍ら予約制も取っている。客の好みに合わせた案内をするのだ。2026/04/25




