出版社内容情報
「カロリーゼロ」や「トクホ」って何?
「食品添加物」や「発がん物質」の安全性は?
食生活に関する正しい知識が満載! 食と栄養の科学
SNS の普及にともない,食に関する情報も簡単に手に入るようになりました。おいしいレシピや調理のコツ,めずらしい食べ物の紹介など,役立つ情報があふれています。しかし,中には誤ったものや誇張して語られているものも少なくありません。
この本では炭水化物やビタミンといった栄養素の基本的な話はもちろん,みなさんが日々口にする食べ物や食の安全にかかわる話題をわかりやすく簡潔に紹介していきます。科学的に正しい知識が身につくだけでなく,新しい情報に対して冷静に判断する能力も養われるでしょう。
ぜひ毎日の食生活に役立ててください!
【目次】
1.体をつくるきほん「栄養素」とは
栄養素は大きく五つの種類に分けられる
栄養素と機能性成分のちがいは何?
「炭水化物」は生きるためのエネルギー源
「グルコース」からエネルギーがつくられるしくみ
「食物繊維」は消化されないからこそ意味がある
「タンパク質」にはさまざまな役割がある
食品によってアミノ酸バランスは大きくことなる
肥満を連想しがちだが,実は生命に必須「脂肪酸」
脂質は細胞膜を形づくる重要な“部品”
「ビタミン」はほとんど体内でつくれない
少量でも人体には必要不可欠「ミネラル」
コーヒーブレイク コレステロールの「悪玉」と「善玉」
2.意外と知らない身近な食べ物の科学
米や小麦はなぜ精白する必要があるのか
米を炊くと,やわらかくなるのはなぜ?
肉の食感や味は何で決まる?
なぜ肉は加熱するとおいしくなるのか
刺身は新鮮なほどおいしい! は思いこみ?
卵はアミノ酸バランスが理想的な食品
野菜やくだものは,旬のほうが栄養価が高い
納豆のねばねばの正体はアミノ酸
みそやチーズに欠かせない「カビ」
冷凍食品はマイナス1℃~マイナス5℃が重要!
お湯でもどるインスタント食品のしくみ
コーヒーブレイク 卵の色と味はほとんど無関係
3.飲み物や調味料にまつわる科学
緑茶も紅茶もウーロン茶も原料はみんな同じ
カテキンをとりたい人は,熱いお茶を飲もう
コーヒーを飲むと糖尿病になりにくい?
日本人の約半分はお酒に強くない
コーヒーブレイク 野菜ジュースだけで野菜不足は解消できない
砂糖に含まれる「ブドウ糖」は脳の栄養源
さまざまな種類の塩は製法にちがいがある
酢は料理に欠かせないはたらきもの
だしに含まれる第五の味覚「うま味 」
「辛み」とは,実は味ではなく痛みだった
コーヒーブレイク「 減塩しお」は万人の体によいというわけではない
4.よくある食のギモンや誤解を解消しよう
「カロリー」はどうやって決めているの?
コラーゲンを食べると肌にハリが出る?
「グルテンフリー」に病気の予防効果はない?
関節の痛みに「グルコサミン」は有効なのか?
摂取した「乳酸菌」がすべて腸内で
定着するわけではない
「トクホ」と「機能性表示食品」はどうちがう?
コーヒーブレイク 「疲れ目にブルーベリーがよい」はほんとうか?
「βーカロテン」にがんを予防する効果はない?
「ビーガン食」で栄養が不足することはないの?
「人工甘味料」はなぜカロリーが“ない”のか?
オリーブオイルは積極的にとったほうがよい?
コーヒーブレイク さまざまな食品に表示される「ゼロ」
5.日々の食生活で気になる食の安全の科学
「消費期限」と「賞味期限」はどうちがう?<
目次
1 体をつくるきほん「栄養素」とは(栄養素は大きく五つの種類に分けられる;栄養素と機能性成分のちがいは何? ほか)
2 意外と知らない身近な食べ物の科学(米や小麦はなぜ精白する必要があるのか;米を炊くと、やわらかくなるのはなぜ? ほか)
3 飲み物や調味料にまつわる科学(緑茶も紅茶もウーロン茶も原料はみんな同じ;カテキンをとりたい人は、熱いお茶を飲もう ほか)
4 よくある食のギモンや誤解を解消しよう(「カロリー」はどうやって決めているの?;コラーゲンを食べると肌にハリが出る? ほか)
5 日々の食生活で気になる食の安全の科学(「消費期限」と「賞味期限」はどうちがう?;朝食をとるのはメリットが大きい ほか)
著者等紹介
中村丁次[ナカムラテイジ]
神奈川県立保健福祉大学名誉学長、公益社団法人日本栄養士会代表理事会長。医学博士(東京大学医学部)。専門は、臨床栄養学、食事療法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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