観念的生活

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  • サイズ B6判/ページ数 239p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163697307
  • NDC分類 104
  • Cコード C0095

内容説明

頭を明晰に保つには、常に考え続けることである。言葉を学ぶとは、観念を学ぶことなのだ。ドストエフスキーを笑い飛ばし、ニーチェの矛盾を看破し、小林秀雄の崇拝者たちを打ち砕く、新しい哲学的思索のすすめ。死、存在、時間、他者、悪、懐疑、ニヒリズム…その本質とは何か?老いてますます新鮮な驚きと発見がある。日常生活の細やかな実感とともに綴られる精緻な哲学エセー。

目次

死んだら困る
物自体
独我論
「時の流れ」という錯覚
不在としての私
過去と他者の超越
二重の「いま」
超越論的観念論
原因としての意志
想起モデル
悪への自由
共通感覚
懐疑論
ニヒリズム
哲学という病

著者等紹介

中島義道[ナカジマヨシミチ]
1946年生まれ。東京大学教養学部・法学部卒業。同大学院人文科学研究科修士課程修了。ウィーン大学基礎総合学部哲学科修了。哲学博士。現在、電気通信大学人間コミュニケーション学科教授。専門は、時間論、自我論、コミュニケーション論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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おじいやん featuring おじいちゃん( ̄+ー ̄)

21
こないだ朝の読書会で所詮人間は利己的である事を逃れられない故に利他的な行動などありえないといって読書会の皆さんをドン引きさせてしまった。あらためて謝罪します。空気読めないですいませでしたー‼︎朝のスタバに淀んだ空気をはこびらせてしまった反省、反省(>_<)と思ってたら同じ事このおっさんもやってるやんけ!そこだけでもシンパシーをこの本には感じずにはいられない。本書では利己的である事は逃れられないという事に作者は違和感を感じているがその点に関して明瞭な答えを記述してる部分がわからんかった…2016/09/12

yuya

1
2回目2019/06/14

さえきかずひこ

1
哲学的随想と日記が入り交じったような不思議な作品。2012/10/17

jun_dm

0
ニーチェも救いを求めていた。2012/04/19

nazuma

0
思い出したように中島。類推説の誤りは「いま・ここ・の痛み」を典型的痛みと見なすことに起因、とか。他者があたかも存在するかのようなものに留まろうとも、道徳は成立してしまう、とか。2011/01/24

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