出版社内容情報
『嵐が丘』『我等の生涯の最良の年』『虹を掴む男』……名作の仕掛人、ハリウッドと共に生きた独立プロデューサーの雄の伝記大作
目次
15 「ゴールドウィン・タッチ」
16 驚異の年
17 「前にもやったのだから、今度もできるはずだ」18 最良の年
19 災厄
20 恐竜
21 やがて溶暗
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
印度 洋一郎
0
下巻は、1930年代半ばから没するまで。30年代はパニック大作「ハリケーン」や文芸ドラマ「嵐が丘」をヒットさせる反面、歴史ものの「マルコ・ポーロの冒険」が大コケ。各プロデューサーの独立性が強いユナイテッド・アーチスツをホームグランドに活動するが、なかなか安定したヒットが出ないまま。その間にも、戦前には監督のウィリアム・タイラー、戦時中にはコメディアンのダニー・ケイを見いだした。戦後になると、タイラーとはゴールドウィンの代表作となった、第二次大戦の復員兵のドラマ「我が生涯の最良の日」を生み出す。2022/08/18