現代史の対決

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  • サイズ B6判/ページ数 374p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163593104
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C0095

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

新父帰る

7
古本屋で見つけた書。現代史家らしく、話題は多岐に渡っている。「撫順戦犯裁判」の認証罪という「罪」は初耳だ。要するに、罪を認めて書いた供述。南京事件にも明解に言及。慰安婦問題の「アジア女性基金」にも鋭いメスを刺す。痛快だったのは、加藤陽子執筆の山川の日本史教科書の欠陥をこれでもかこれでもかと炙り出している箇所だ。著者に指摘されると成程と納得。先達の指導教授伊藤隆の記述を加藤がわざわざ文不明に陥らせている。学ぶ高校生が可哀想だ。靖国神社の鎮霊社の存在は全く知らなかった。西郷もA級戦犯も既に祀られていたとは・。2016/12/24

undine

1
多分10年以上ぶりに再読。現在ちょうど選択的夫婦別姓問題が話題になっているが、結局この問題は本が書かれた20数年前にも浮かんでは結局消えていた問題であり、いままた政争の具となっている。当時指摘されていた別姓化による問題点(子供と親の姓が違ってしまうこと)がいまだに解決されていないし、仕事での旧姓使用が普通に行われているのに、同じような論点を掲げて出てくるのは進歩がないというかなんというか。山川歴史教科書で指摘された問題点はその後修正されたのか、気になる。とにかくお粗末な教科書だった。2025/05/28

すいか

1
国益の大事さを訴えたりするところを見ると純粋に学問として真実を追及する立場じゃないような感じは受ける。学者と言うより運動家なのかな。2015/03/23

ジャッキー

1
戦後の政治問題を著者は真実か虚偽かをいろいろな資料から分析。慰安婦問題、南京虐殺、教科書問題を詳しく説明している。どのようにして作られた事件かというのがわかる。石原都知事の発言を故意に捻じ曲げて報道した新聞社の記事の説明も詳しい。我々は事件を新聞報道、マスコミに振り回されないようにしたいものである。そういった意味で、この本は大変参考になる。2011/11/30

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