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内容説明
両親を失った21歳の男が8歳の弟を育てるはめに!?40週連続・全米ベストセラーリスト入り、『タイム』誌ベストブック、ピュリツァー賞候補、『NYタイムズ』編集者の選ぶ「今年のベスト10」―とにかくあきれるくらい話題沸騰の“驚くべき”回想録。
目次
1 バスルームの小さな窓から
2 ちょっと見てください!見えるかなぁ
3 敵は急速に増えつつあり
4 ああ、遊びにいきたい!
5 外は濃い藍色に染まり、だんだん暗くなっていく
6 最初にそのニュースを聞いたとき
7 くそっ。MTVのバカヤロー
8 床の上の排泄物について、なすすべがない
9 ロバート・ユーリックに断わられる。いい線まで行ってたのに
10 当然のことながら、寒い
11 ブラックサンズ・ビーチは
著者等紹介
エガーズ,デイヴ[エガーズ,デイヴ][Eggers,Dave]
1970年生まれ。1993年に3人の友人と雑誌『マイト』を創刊。サンフランシスコで漫画家、グラフィック・デザイナー、フリーランス・ライターとして働く。現在は季刊誌『マクスウィーニーズ』の編集、本の出版、ウエブサイトの立ち上げなどを手伝っている。しばらくブルックリンに住んだのち、いまは弟といっしょにカリフォルニアに住む
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ecriture
11
2000年に発売されると、大ベストセラーになり、ピューリッツァー賞ノンフィクション部門にもノミネートされた、デイヴ・エガーズのデビュー作。両親を相次いで失った21才の著者が、8才の弟トフを育てていく「一種の回顧録のふうのもの」。「21世紀のアメリカ文学はどうなっているか」と尋ねられたら、本書に言及しないわけにはいかない。2015/06/28
syaori
6
両親を相次いで癌で亡くした主人公(21)が弟のトフ(8)を育てていく「回顧風のもの」です。しかしこれは、親をなくした兄弟が果敢に世間の荒波を漂っていく泣ける話でも、21歳の若者が弟の世話をする様子を面白おかしく描写した報復絶倒の物語でもありません。彼らは明るく自由に日々を過ごします。もちろん大変なこと、困ったこともあります。でも、主人公は言います。「いつも苦しんでるなんて無理ですよ。ずうっと苦しむのはむずかしい」。だからこの本のなかには、明るく感傷的なユーモアとすこしうっとうしい家族への愛情があるのです。2015/12/04
笠井康平
3
日本の私小説もこれくらい元気だといいのにな!2012/11/10
いなろ
0
よかった。好きな部類。海岸でのフリスビーの場面とか印象的。2017/11/18